会長方針

2025-26年度
奈良大宮ロータリークラブ
会長 髙野 治

髙野 治会長

「未来への奉仕」


大好きな奈良大宮ロータリークラブの47代目会長を仰せつかりましたことは、誠に光栄であり、とても嬉しく思っております。

私は会長エレクトに指名されてから、自分が本当にやりたいことは何なのかを真剣に考えてみました。地区青少年交換委員会への出向、インターアクトサポート委員長の就任、「未来への奉仕」・・・。そして、2025-26年度小﨑学ガバナーの基本方針は「未来へつなぐ」でした。

2650地区は会員数が減少しております。我が国は約70万人しか子供が生まれません。問題を先送りにするのではなく、将来にツケを回すのではなく、今こそしっかりと未来のことに思いを巡らし、行動を開始すべきだと思うのです。

大好きなこのクラブの未来に向けて、そして未来を背負っていく世代のために、私は以下のようなことに取り組みたいと思っております。

  1. 声をかける、そして関わる
  2. 新入会員獲得に会長が本気になる
  3. 100%例会を100%やる
  4. ロータリーを知る、クラブを知る
  5. 認知度の向上
  6. 親睦≧奉仕
  7. 未来への奉仕
声をかける、そして関わる

元々私は合理的であることが望ましいと思っておりました。アナウンスをすれば、返事が来て、参加してくれる・・・。しかし、それだけでは駄目だということをこのクラブで教わりました。先輩に声をかけていただきました。私はそれに応え、参加しました。そのうちにこのクラブが大好きになりました。そして今の私があります。

昨年インターアクトサポート委員長として、私は初めてインターアクトの例会に出席しました。恥ずかしながらそれまではインターアクトの例会に出席したことがなかったのです。インターアクト地区大会は大変なこともありましたが、充実していて楽しかったです。それは関わったからです。声をかけることの重要性、関わることの楽しさを会員の皆様にお伝えできればと思います。

新入会員獲得に会長が本気になる

残念ながら1年経てば、全員が1つ歳をとってしまいます。退会する会員も出てくるでしょう。生物にとって、次の世代を残し繁栄させていくということは、最も重要な課題であります。クラブにとってもそれは同じことだと考えております。

そのためにはまず、会長が本気になる必要があります。その姿を見て、幹事や会員増強委員長が、理事会メンバーが、そして全会員が本気になるのです。

本気になっても新入会員は思うように獲得できないかもしれません。それでも諦めずに、皆さんに声をかけたいと思います。是非ご協力いただきますようお願いいたします。

100%例会を100%やる

親睦と奉仕という言葉を耳にします。クラブにとってその2つが大事だということです。しかし、私はその前段階として、例会を充実させること、そして例会に出席していただくことがとても大事だと思っております。

当クラブは1979年の創立以来10年以上にわたり、100%例会を実現してきました。その頃より基準が緩和され、E-クラブでのメークアップが認められているにも関わらず、なかなか100%例会を実現できないのは何故でしょう。私は単に、やる気がないからだと思っております。

強制はいたしません。あくまでもお願いです。お願いではありますが、例会前日の月曜日の段階で、まだメークアップをしていただいていない方には、私が直接声をかけさせていただきたいと思っております。

何も難しいことではありません。2650地区において、2024年4月からは5つのクラブが100%例会を続けておられます。全て京都と滋賀のクラブです。奈良を代表して当クラブがその仲間入りをしたいと考えております。

ロータリーを知る、クラブを知る

クラブの活力を維持し、更に発展させるためには、会員全員がロータリー活動や自クラブのことをよく知ることが必要だと思っております。それだけでなく、他クラブや他国のロータリーのことも知る必要があると思っております。

そのためには、まずは参加していただくこと、関わっていただくことが大事だと思っております。更にロータリーの友、ガバナー月信、MyRotary、地区ホームページ、地区への出向や地区事業への参加とそのフィードバックなど、リソースはいくらでもあります。

認知度の向上

何故広報が必要なのか?いろいろと目的はあると思いますが、最大の目的は新入会員の獲得の為であると思っております。RIは公共イメージの向上などと言っておりますが、私はそんなものは重要であるとは思いません。

一方で、ロータリーの認知度が低いのは事実です。新入会員を獲得するために、認知度は高い方が望ましいです。また、我々の活動を家族、職員、知人などに知ってもらうことも重要なことであると考えております。

親睦≧奉仕

ロータリーは親睦と奉仕が重要であるという言葉をよく耳にします。私は、まず親睦があって、そこから奉仕が生まれると考えております。地区に出向してみると、当クラブは会員相互の仲が良く、とてもまとまりがよいということを実感いたします。今年度も会員相互はもちろん、家族も巻き込んだ親睦を図っていく所存です。そしてその力を奉仕に活かしていきたいと思います。

未来への奉仕

私が社会人になる1980年代後半の頃には、「Japan as No.1」と言われておりました。当時と今では比ぶべくもありません。そして我が国の状態が、今後益々悪化するのは確実であると私は思っております。悪化の要因はいろいろとあると思いますが、主なものは2つ。日本国民がいつのまにか異常なほど依存性が高くなったことと、未来への奉仕(投資)を殆どしてこなかったからだと思っております。もはや手遅れ感が濃厚です。しかしやらないよりやった方がよいし、日本のあちらこちらで同じような動きが出てくれば、まだ間に合うかもしれません。

今年度は以下の4つを実施します。

     こども食堂への支援

     インターアクトとの事業共催

     青少年交換

     財団奨学生

最後に

私は本当にこのクラブが大好きで、素晴らしいと感じております。そして入会当初より、「それは上が偉いからや」と言い続けてきました。その偉い上を辿っていくと、当クラブ創立当初、熱心にご指導をいただいた緒方パストガバナーとその教えに行き当たるのです。

● とにかく例会に出席しましょう

● ロータリーのことを勉強しましょう

温故知新という言葉があります。和魂漢才という言葉もあります。当クラブは時代に応じてよりよい変化をしてきました。しかし、変わってはいけないもの、流されてはいけないものもあります。それをしっかりと見つめ、皆さんに呼びかけていきたいと考えております。

以上

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