2005〜2006年度の奈良大宮ロータリークラブ会長という大役を仰せつかりまして、その責任の重さを痛感しております。当クラブは今年度に創立27周年を迎えますが、今日まで歴代会長の方々が築いてこられましたよき伝統と名誉を汚さないように、会員の皆様のご協力を得まして、会長としての 使命を果たしていきたいと思っております。 本年のRI会長カール・ヴィルヘム・ステンハマー氏が出されている「超我の奉仕(Service Above
Self)」というテーマには、思いやりと寛容の精神に満ちた普遍的なメッセージが込められていて深い共感を感じます。 また、国際ロータリー第2650地区のテーマは「かけ橋の年〜行動するロータリー〜」です。これには過去の100年と来るべき新世紀とを結ぶ「かけ橋の年」であるということと、われわれが続けてきた様々な奉仕活動を地域社会のニーズに応えつつ、力強く持続する「行動するロータリー」であろうという二重の意味が込められています。 それらを踏まえた上で、当奈良大宮ロータリークラブでは、次の7点を本年どの重点目標とします。
1) ロータリーへの理解を深めよう 2) ロータリー行事への積極的参加 3) 会員の増強 4) 地域社会に密着した奉仕活動の継続 5) 広報活動の強化 6) ロータリー財団及び米山
奨学会に対する寄付 7) クラブ、リーダーシップ、プランへの対応
以上の今年度の目標に取り組んでいくために、私は次のような気持ちを大切にしていきたいと思っております。
1. ロータリーの原点に帰ろう 今一度、ロータリーとは何かを自問したいと思います。ロータリーの発展を振り返りますと、まずはじめに親睦と友愛から出発しました。そこに集まったのは事業家や専門職業人ですから、仕事や商売のことが話題になって、そこから職業奉仕が生まれました。それが社会奉仕に成長し、さらに大きく拡がって国際奉仕になりました。それらを貫く思想は「奉仕の理想」です。こうしたロータリーへの理解を深め、その信念を各々のロータリー活動で実行していけば、より充実した活動が展開できると思います。
2. 楽しい例会にしよう 例会はまず親睦を深めることを第一の目的としたいと思います。ポール・ハリスは例会の一時間は「童心に帰ることが出来る」と言ったそうです。業務で緊張した心も体もリラックスして頂くことにより、本来の自分に戻り、他人の事や社会の問題を考えるゆとりが出来ます。こうした中から考えていた奉仕を実行に移す決意をして行きたいと思います。
3. ロータリーの行事に進んで参加しよう クラブ活動、委員会活動に進んで参加するということはただ単にその場にいるということではありません。進んで参加するには、ロータリーを知り、委員会活動について勉強する必要があると思います。しかし、会員の皆様には気負うことなく、のびのびと、しかしロータリーアンとしての品格と誇りを持って、思う存分に活動していただきたいと思います。
最後にロータリーの綱領を実践する態度について、群馬県桐生ロータリークラブの前原パストガバナーの文章を紹介させていただきます。 「もし善意というものがないなら、ロータリーはただの社交クラブだ。職業は金儲けでしかなく、社会奉仕というものも施しに過ぎず、国際奉仕も外交以外のなにものでもない。」 あらゆるロータリー活動は善意の上から出発するということを肝に銘じてこの一年間ロータリー活動をしていきたいと思います。また「行動するロータリー」をクラブ内外に今まで以上にアピールしたいと思いますので、会員やご家族の皆様のご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。 |