会長挨拶

 

会長方針  2007〜2008年度 奈良大宮ロータリークラブ 会長 成田 積

 

会 長 方 針

 

 2007〜08年度、奈良大宮ロータリークラブ会長の大役を仰せつかり、その責任の重大さを痛感いたしております。

 歴代会長はじめ会員の皆様が、築いてこられました当クラブの歴史と伝統を継承し発展させていくため、精一杯努力して、会長としての耺責を果たしていく所存でございます。何卒、格別のご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

 本年度R.I ウィルキンソン会長は、国際ロータリーのテーマを、私たちは分かちあいの心を土台とする組織であるという共通のロータリー概念から「Rotary Shares―ロータリーは分かちあいの心」と提唱されました。その象徴として、「おなかを空かせた人に食事を持っていけば、おなかを満たすことができますが、更に食卓を共にするなら、その人の心をも満たすことができます」と話しかけて、心と心の交流を大切にするというロータリーの基本原則を見直すことを希求されております。如何にも、寛大な心髄に満ちており、深く感銘を受けます。

 また、R.I 2650地区橋本ガバナーは、奉仕の心とは何か。それは日本人が長年かかって育んできたおもいやりの心であり、高い次元に立つ真・善・美として、人に対する「おもいやり」を地区のテーマとして掲げられました。

このおもいやりの心を持って奉仕の実践を願い望まれ、一層の成長を計っていくことを根本姿勢とされています。 

 この「Rotary Shares―ロータリーは分かちあいの心」と「おもいやり」の二つのテーマは、和に通じるものがあります。同じように、聖徳太子の17条憲法の「和(やわらぎ)を以って貴(たっと)しと為す」の条文も、話し合い、調和を以ってすれば、できないことは何もないという意で、和の尊さは、優れた価値があり大切にするべきであるということでございます。 

 さて、ロータリーの大義は、会員が互いにコミュニケーションをはかり、話し合い、調和して、奉仕の理想をめざし、協調の精神で実践するものであります。調和においては、利他の心を持って活動することが肝要であると思っております。

また、理事役員、委員会で構成されている組織が、有機的に機能していくことが不可欠の条件であります。

 さらに、橋本ガバナーは、地区のテーマに当って、冒頭にポール・ハリスの言葉を引用して「世界は常に変化している。

ロータリーは、この世界と共に変化して成長していかねばならない。ロータリーの物語は、幾度も書き換えられなければならない」という教訓にならって、地区の運営活動を照らし合わせていきたいということであります。因みに、ダーウィンの進化論にも「強い生物や賢い生物ではなく、変化し続ける生物だけが生き残り成長していく」と唱えられており、如何に変化の対応が大事に至るかを教え導いております。

取り分け、クラブ・リーダーシップ・プランの充実を計ることが重要であると考えております。

  因って、次の7点を本年度の重点目標といたします。

1.         出席率100%を目指そう(例会への積極的な出席とメークアップの徹底)

2.         明るく、楽しく、活気あふれる奉仕活動とクラブ運営に励もう(ロータリーの理解と意識の向上)

3.         クラブ・リーダーシップ・プランの充実(効果的なクラブの創造、時代の変化に対応したクラブの強化)

4.         会員純増1名達成(会員の維持と増強に努めながら、前向きの親睦活動で会員・家族の絆を深める)

5.         地域社会に密着した成果のある奉仕プロジェクトの継続及びビッグイベントの企画、立案

6.         地域社会への広報活動の強化(地域ニーズの察知)

7.         ロータリー財団及び米山記念奨学会の支援(財団プログラムの理解、国際親善の理解)

以上の重点目標を遂行していく上に顧慮して、次のように願い望む次第でございます。

 全会員が、思いをぶつけ合い、話し合い、目的、目標を共有することで、ロータリー活動の意義を見い出し、主体的に参画することで互いに大きな感動を得て、楽しみを見い出します。その楽しみから、より明るく・より楽しく・より活気あふれる奉仕活動とクラブ運営態勢を醸成することができるものと考えております。

 然る上は、会員全員が目的、目標を共有し、主体的な参画を土台に結集し協力していただきたいのでございます。

この結集、協力が絆を深め、より親睦もはかられ、成果のある奉仕活動につながって展開していくものと確信いたします。どうか、会員の皆様には、ロータリーを思う存分に楽しんでいただくことをお願いし、一層のご支援、ご協力をよろしくお願い申し上げます。