奈良大宮

ロータリークラブ

No.1395

Vol.29

2007/11/27

2007-2008/21

Club Weekly Bulletin

Rotary International District2650 Nara Japan

http://naraomiya-rc.jp/index.htm


  創立:昭和54年1月23日   例会:毎週火曜日 17:30   E-Mail:info@naraomiya-rc.jp

  事務所:奈良市大宮町6丁目2−1 南都銀行大宮支店内 電話0742−33−8583

  例会場:奈良市高畑町1096番地 奈良ホテル本館 電話0742−26−3300(代)

  会長:成田 積 副会長: 小林一士 幹事:中村信清


  四つのテスト

・ 真実かどうか 

・ みんなに公平か 

・ 好意と友情を深めるか 

・ みんなのためになるかどうか

 2007〜08年度

第2650地区のテーマ

 

『おもいやり』


国際ロータリー第2650地区
ガバナー 橋本 長平


例会プログラム 第21回11月27日 通算1395回

例会状況報告 第20回11月20日 通算1394回

1.開会の点鐘 17時30分

2.ソング 「それでこそロータリー」

3.お客様の紹介

4.会務報告

 

5.卓話 「最近の犯罪情勢と暴力団対策について」

                         奈良警察署長 田中秋男 氏

6.閉会の点鐘 18時30分

R.C.は出席から

1394回

1392回の修正

会員数

70名

68名

出席免除者数

19名

19名

出席者数

48名

57名

補填者数

4名

出席率

78.69%

95.31%


◆ 第20回 11月20日の例会報告 ◆

会員卓話 「真っ当な日本人の育て方について考える」

        ー 三つ子の魂百まで ー  武藤廣茂会員 

 私は社会福祉法人と学校法人で仕事をしており、保育所と幼稚園を8箇所、小さな老人施設を1箇所持っています。
 学校法人で預かる乳幼児は1650名、0歳から就学前の子どもたちを教育しています。昨今は子殺しや親殺しというニュースが続き、コンビニの前に座り込む若者や電車の中で化粧する女子高生、大人たちの世界では食品偽装の問題など、日本人の民度の低下を感じさせられる出来事が増えています。何か事件が起こると「心の闇」という言葉で片付けられることが多いのですが、大脳生理学によりますと人間は3歳までの間に脳の細胞が一番めまぐるしく発達を遂げるといわれています。60%は3歳ぐらいまでに出来上がる、まさに三つ子の魂100までという感じです。
 ところで、日本に育児方法というものはあっても、育児論はありませんでした。今、抱き癖をつけてはいけないということが当たり前になっていますが、この一言が日本の伝統的な保育方法を封印してしまったといっても過言ではありません。
 昭和20年の終戦で日本人は今まで味わったことのない挫折感、屈辱を感じ、一億総懺悔、日本は悪い、日本は間違っていたという風潮が強まりました。それが軍や制度を否定するだけならよかったのですが、日本の文化や歴史まで否定することになり、いいことも悪いことも全部捨ててしまったのです。物質も精神も欧米の習慣がいいのだ、日本の文化は劣っていて不合理で不便なものだ、子育てについても人工栄養で育てたほうがいいとか、子どもに肉をたくさん食べさせたら体が大きくなって頭が良くなるとか、何でも欧米のマネをするようになりました。その瞬間から日本の育児や教育は消え去ってしまったのです。それでもまだ日本にはおじいちゃんおばあちゃんの世代がおり、伝統的な育児方法、簡単なことですが、夫婦や兄弟は仲良く、表に出るときは子どもを放っていかない、などが脈々と伝えられていました。立派な日本人に育てることは共通の認識であり、それらをことさら書き記す必要、わざわざ育児論や教育法を文字にして残す必要がなかったのです。その後、20年ほどたって家族内でもおじいちゃんおばあちゃんがだんだん高齢化して力が落ち、家族の秩序は崩壊してきます。高度成長時代には若い夫婦だけの核家族が出てきて、「家つき・カーつき・ばば抜き」という言葉まで生まれ、おじいちゃんおばあちゃんは子育ての表舞台から消えざるを得ないということになりました。90年代のバブルになると、経済至上主義になり、民度が落ちました。
 私たちには何万年も何百年も前の祖先から受け継がれたDNA、親から子へのバトンタッチのプログラムが刻印されています。プログラムといっても一種の圧力で、男が女を好きになり、生殖反応という生殖行動、衝動にとらわれ、子どもが生まれます。生命のつながりが細い糸だとすると、その糸の端っこが個人の生命であり、糸1本が家系です。糸が何十万本も重なると紐になりますが、この糸がまとまった紐が民族の生命です。これがいっぱいになったら綱になります。
 私たちが子どもを授かったということは細い糸を少しでも未来に伸ばすことであり、育児とはその子一代で終わるのではなく、その次の世代まで育てることです。自分の娘と息子、自分の育てた子どもがどのように子どもを育てるのかということです。子どもはかわいいもので、ついついその赤ちゃんの希望をかなえてあげないといけないという錯覚に陥りますが、子どもは放っておくと悪いほうにしか行きません。まさに子供はかわいい悪党なのです。私は1650人の子供を見て、つくづくそう思います。この悪党に振り回されないよう注意が必要です。新米の保育士が子どもの機嫌を取ろうとすると「このおねえちゃん頼りないな」と子供はしっかり見抜いてしまいます。そこで、私たちは毅然とした態度で子育てしています。「みなさん座ってくださいね」とは言いません。「座りなさい」「座りましょう」です。ちょっとした言葉遣いについても、子どもの行動につながっていきますので細かく指導しています。
 子育てには何よりも具体的な方針が必要です。ます「子どもは誰のものか」。2番目「何のために子どもを育てるのか」、3番目「どんな大人になって欲しいか」。これらの答えは妊娠5ヶ月までに決めておく必要があります。1番目の「子どもは誰のものか」ですが、「日本人の社会」のものだと私は思います。育児とは立派な日本人になるように躾をして生活の知恵を授けることだと思います。また、生まれたばかりの赤ちゃんは私たちと同じ形をしていますが、まだまだ人間でも日本人ではありません。赤ちゃんを日本人に、人間にするためには言葉の使い方、食器の使い方、食べ物の作り方、洋服の着方などの知恵を子どもに伝えることが大事です。躾は人間社会に入る掟そのものではないかと思います。
そして、「何のために子どもを育てるのか」ですが、育児とは文化の継承であり、私たちの使命ではないかと思っています。私たちの園では、美しい言葉や挨拶なども指導します。また物事の善悪は強制的に従わせるものです。善悪を教えるのに理屈は入りません。最近は愛情に自信のない親が増えました。親が愛情に自信がないから子どもに愛の強制力を発揮できず、「黙ってお母さんのいうことを聞きなさい」と言えなくなっているのです。少なくとも幼稚園の間までは強制的に教えるべきです。「お母さんが悪い言うてるねんから悪いんや」と譲らない姿勢が子どもに自立心や独立心を植え付けるのではと思います。それでも言うことを聞かないなら、母親は泣けばいいのです。子どもは困惑しますが反省します。理屈でわかるなら悪いことはしないのです。「腕白でもいい、逞しく育って欲しい」という言葉がありますが、それだけでは腕白で元気な大人になるだけで、心が育ちません。
 日本は山紫水明の美しい国で、数千年の歴史を持つ高度な文明を育んでまいりました。私たちの先祖がそれらを守り今日に至っています。子どもたちに誇りを持たせ、正しい歴史認識と伝統文化に自信を持たせること。それによって子どもたちを世界に通用する、善良で法を守る日本国民に育てることができるのではないかと思います。このことを、最後の「どんな大人になってほしいか」に対する私の答えにしたいと思っています。
 私が携わっている保育と育児は、過去と未来を結ぶ大切な仕事だと認識しています。「根を養えば自ずから木は育つ」ことをモットーに今後も励んでまいりたいと思います。

会長
 過日、先週の15日にあすかカントリーで県下のロータリークラブ親睦ゴルフ大会がありました。ご参加していただいた10名の会員の方ありがとうございました。御礼申し上げます。

奈良ロータリークラブ ローターアクト委員長 朝廣 佳子さん
 今日はローターアクトクラブのご案内、および皆様方の会社の社員の皆様方にご入会を促していただきたく、お願いを兼ねてPRに参らせていただきました。
 ローターアクトクラブは県内に奈良クラブの他、大和郡山、大和高田、橿原の4クラブあります。現在、ローターアクトクラブのメンバーは10名です。18〜30歳という一番働き盛りの年齢の方が対象ということで、入会していただくのに難しい面もありますが、ドッグセラピー等、福祉施設慰問など充実した活動を行っております。その輪をもっと広げたい、奈良市内の他クラブにも広げていただきたいということで、私どもの会長幹事から先般の会長幹事会でお願いさせていただき、本日お邪魔させていただきました。
 また改めて皆様の会社にお邪魔させていただいた際には、お話を聞いていただければありがたいと思います。若い人にとっては他業種との交流にもなり、社会活動の場ともなります。月2回の例会で会費は2,500円です。ぜひとも社員様にお声がけいただき、ご入会いただければと思います。
奈良ローターアクトクラブ副会長 森 麻理子さん
 私たちは18歳から30歳までの男女を集めて毎月第一、第三水曜日に例会を行っています。内容は多岐に渡っていますが、ローターアクトクラブは一人で出来ないことをみんなで協力してすることによって達成感を得られたり、信頼できる仲間を増やすことができ、本年度はドッグセラピーという活動をさせていただいております。皆様の会社の従業員、ご子息、ご令嬢さん等ご参加いただける方がいましたら、ぜひ私までご連絡下さいますようお願いいたします。
佐川会長エレクト
 昨日、京都テルサで開催された地区の増強全体会議に参加してきました。160数名の参加があり、基調講演およびディスカッションが行われました。この地区の会員数は6月末で5103名、9月末で5165名、そして10月末で5180名になりました。ただし67人退会しています。各クラブ1名の純増をお願いして来ましたが、昨年は12月末、6月末で退会される方が非常に多くありました。会員を増やすことが増強の増であり、クラブを強化し充実させることが強であります。二つをあわせて増強であり、ただ単純に会員を増やすことではなく、増やした会員をさらに充実させていただきたいということです。 
親睦委員会
 会長からも報告がありましたが、県下ロータリークラブ親睦ゴルフ大会で、奈良ロータリークラブ中13チーム中13位でした。五條ロータリークラブ50周年行事が11月7日に行われましたが、奈良大宮ロータリークラブからは10名の会員に参加していただきました。ありがとうございました。
 また次週例会後、新入会員の歓迎会を開催したいと企画しています。この例会場で引き続き行いたいと考えています。アルコールも出したいと思いますので、お車の方はご注意をお願いします。
年末の家族例会は12月22日(土)に開催します。今年の最終例会になっています。内容についてはみなさんのご家庭に事務局から送らせていただきます。多くのご参加よろしくお願いします。
ロータリー情報委員会
 本日例会終了後、新入会員に対する第2回目のインフォメーションを行います。テーマは定款細則の解説です。会員の中で時間の余裕のある方もぜひご参加ください。
ロータリー財団
 10月、11月は米山奨学会の寄付と11月のロータリー財団と連続になりますが、財団につきましてはまだ3分の1ぐらいしか集まっていません。受付はいつでも行いますが、来週で強化月間が終わり、一応の区切りとなります。年次寄付は200ドル、レート116円で23,200円をお願いしたいと思いますが、その半分の金額でも、レートに合わせたドルで寄付していただいても結構です。ベネファクター、いわゆる基金寄付は5名増やしたいと思います。
 ポリオプラスキャンペーンは、今月ずっとお願いさせていただきますので、まだの方はご協力をお願いします。
 ロータリーカードの加入つきましても引き続きよろしくお願いします。

例会臨時変更及び休会のお知らせ

あすかロータリークラブ
《例会日時・場所変更》
平成19年12月13日(木)の例会は親睦忘年家族例会の為、例会日時・場所を下記のとおり変更させていただきます。
日時:平成19年12月15日(土)17:45より
場所:ホテル ニューオオタニ大阪 ※尚、ビジター受付は、平常通り12月13日(木)12:00〜12:30まで橿原ロイヤルホテルフロント横にて行います。 

ニコニコ箱 本日20,000円 累計1,178,000円

 

(奈良RCローターアクト委員長 朝廣佳子君)
ローターアクトクラブの案内と社員の方々への入会のお願いに参りました。宜しくお願い致します。
(中村信清君)
七五三もピークを過ぎ後もう少し頑張ります。
(北河原公敬君)
清岡様、過日は家内ともどもご馳走になり誠にありがとうございました。奥様と久しぶりに卓球をし、次の日は右肩痛になりました。楠下様、奥さまに送っていただきありがとうございました。
(藤野城市君)
長男の大学が決まりました。私立で物入りです。
(渡辺英孝君)
急激に寒くなりましたが、本日の武藤さんの心あたたまる卓話楽しみにしています。
(武藤廣茂君)
先日の県下ゴルフ大会で、11位の当月賞でキャディーバッグを頂きました。ラッキーでした。又、本日、卓話させていただきます。拙い話になりますが宜しくお願い致します。

本日のお客様

次週の例会 12月04日

奈良市長 藤原 昭 様 「奈良市政の現状と展望」

会報・IT委員会

倉田智史、神山雅教、高野 治

Webmaster

植村将史