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奈良大宮 ロータリークラブ No.1410 Vol.29 2008/04/15 2007-2008/37 |
Club Weekly Bulletin |
Rotary International District2650 Nara Japan |
創立:昭和54年1月23日 例会:毎週火曜日 17:30 E-Mail:info@naraomiya-rc.jp 事務所:奈良市大宮町6丁目2−1 南都銀行大宮支店内 電話0742−33−8583 例会場:奈良市高畑町1096番地 奈良ホテル本館 電話0742−26−3300(代) 会長:成田 積 副会長: 小林一士 幹事:中村信清 |
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四つのテスト
・ 真実かどうか ・ みんなに公平か ・ 好意と友情を深めるか ・ みんなのためになるかどうか |
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2007〜08年度 第2650地区のテーマ
『おもいやり』
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例会プログラム 第37回04月15日 通算1411回 |
例会状況報告 第36回04月08日 通算1410回 |
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◆ 第36回 04月8日の例会報告 ◆ |
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会員卓話 「自己紹介と最近の日本の経済情勢について」 玉川博之 君
☆米サブプライム問題は足元、金融市場の機能低下を通じて米国の実体経済に深刻な悪影響を及ぼしつつあるため、米政府・FRBは政策対応を加速させている。今のところ市場の疑心暗鬼は解けていないが、米当局が危機対応モードに突入していることを勘案すると、一連の施策を決して軽んじるべきではないだろう。
☆昨年来の日本株大幅下落には、グローバル投資資金の引き揚げによる需給の歪みが少なからぬ影響を与えている。現在の日本株は、今期の企業業績で大幅減益を見込む水準まで調整したと捉えられるが、本邦輸出企業が仕向け先を多様化していることなどを勘案すると、市場が見込んでいるほどの落ち込みには至らない公算が高い。それゆえ、市場の動揺が収束し過度のリスク回避姿勢が和らぐことで、日本株の割安感に着目した買いが入る見通しで、日経平均株価で11,000〜17,000円のレンジ推移を想定している。
☆リスク要因としては、@米住宅価格の下落に歯止めがかからず、欧米の金融機能がさらに低下する可能性や、A一段のドル安進行、B本邦企業家のマインド低下、C日本の政局混迷−などが指摘されよう。
☆米国経済は、08年前半は減速するが後半は緩やかながらも改善に向かう見通し。サブプライム問題の長期化から企業部門収益が下振れ受注も弱まる傾向から、設備投資は減速する見通し。雇用環境の悪化と物価上昇から個人消費も急速に減速しているが、後半は減税など政策効果が個人消費を浮揚しよう。FRBによる利下げやその他の対策効果が徐々に現れ住宅部門も底打ちを見込む。 ☆日本経済も、足元は減速するものの緩やかに改善する見通し。先進国向け輸出の減速を新興国需要が輸出を下支えよう。原油高・素材高による収益悪化が設備投資を抑制する懸念がある。反面、法改正に伴い減少した住宅投資は緩やかに改善し、後半は生産の改善に伴い賃金が上向くと共に、物価の急激な上昇も徐々に収まるとみられる。金融市場の安定化と景気拡大継続を見極めるまで日銀が利上げに踏み切る可能性は低いであろう。米サプライム問題は足元、金融市場の機能低下を通じて米国の実体経済に深刻 な悪壁を及ぼしつつあります。とりわけ今年に入ってからは、不安の連鎖が米金融保証会社(モノライン)にまで拡大、広範囲な金融商品の格下げ懸念などが広がりをみせた結果、米景気のリセッション入りは不可避との見方が支配的となり、世界的な同時株安を招来するに至っています。一方、米政府・FRBは政策対応を加速させていますが、今のところ市場の疑心暗鬼は解けてはいません。しかし、米当局が危機対応モードに突入していることを勘案すると、市場の混乱解削 向けてさらなる政策を打ち出す可能性は高く、一連の施策を決して重んじるへきではないと考えます。
米国経済 一時的にマイナス成長に転じる可能性はあるものの、後半は緩やかながらも回復へ!
住宅価格の下落、金利上昇を受けサブプライム・ローンの延滞率は上昇しており、与信審査の厳格化により住宅部門の改善が遅れています。利下げやその他の政策効果により年半ばに住宅投資の底打ちを見込んでいますが、住宅価格の下落が加速し、金融機関の損失拡大と金融資本市場の混乱が続いており、住宅投資の改善が後ずれするリスクがあります。サブプライム問題による信用収縮や金融資本市場の混乱の長期化から、07年10−12月期の企業収益も大幅な減少が見込まれ、先行きも下方修正の可能性があります。ドル安から輸出は堅調なことから過去の景気減速期に比べれば生産はまだ堅調なものの新規受注が弱含んでおり、設備投資の減速が見込まれます。金融資本市場の混乱、雇用環境の悪化、物価上昇などから消費マインドが急激に悪化しており、消費が急速に弱まっています。ただFRBは景気下振れリスクに対し引き続き利下げを実施する可能性があり、これまでの利下げや政府の減税などの対策効果が消費を浮揚させる見込みです。
商品市況と円相場
新興国の需要拡大から原油価格や商品市況は大きく下落し難い状況ですが、足元は投機的資金や金融資本市場からの逃避資金が原油価格を押し上げており、金融資本市場が落ち着けば一定程度の低下が予想されます。一方、為替市場では金融市場の安定化から円の戻り売りの可能性はあるものの、積極的なキャリー取引も再開し難く円安に振れる可能性は当面低いとみられます。国内経済も強い景気拡大ではなく積極的に円を買い進める材料は不足しているものの、日米金利格差、インフレ格差の縮小などファンダメンタルズの変化と共にサブプライムローン問題や米経済下振れ懸念の高まりから円高に振れやすく、当面はドルの上値の重い展開が予想され90−110円で推移する見通しです。
日本経済は足元減速も緩やかな景気拡大へ
先進国の最終需要の減速により輸出が減速する可能性が高まっていますが、輸出先の多角化が円高の影響を緩和し新興国需要が輸出を下支える見通しです。1−3月期の機械受注(船舶・電力除く民需)見通しは引き続き増加が見込まれており、08年後半は外需改善による生産拡大を背景に設備投資の改善が続くことが予想されます。ただ売上の鈍化とコストの上昇からキャッシュフローが悪化しており設備投資が抑制される可能性があります。企業の収益性は大企業を中心に引き続き高いものの、上昇するコストの吸収が難しくなっていることや、米国経済の下振れによる売上減速、改正建築基準法の影響による住宅投資の減少が、足元の業況判断、雇用、設備投資の弱さや、所得改善の遅れにつながっています。ただ需要は弱いものの住宅投資は改善が見込まれ、08年後半は輸出改善の、原油・素材価格上昇の消費財への転嫁が緩やかに続くことが予想されます。ただ需要の弱さから価格転嫁は徐々に抑制される見通しです。金融市場の安定化と景気拡大継続を見極めるまで、日銀が利上げに踏み切る可能性は低いと考えられます。
新年度の国内株式市場展望
日本株下落の主因は海外投資環境の悪化
日本の景気・企業業績が外需依存を強めていることや、株式流通市場における外国人投資家のウェートが大幅に上昇した結果、海外の投資環境の影響を一段と受けやすくなっていることが背景です。本邦企業の業績は(少なくとも足元までは)拡大基調を持続しているにもかかわらず、過度にリスク回避志向を強めたグローバル投資資金の引き揚げによる需給の歪みが、日本株の大幅下落を招いた格好です。日銀総裁後任人事に代表されるように、日本の政治への不信感も投資資金の流出を加速させたとみられます。
今期大幅減益を見込む株価水準
07年度も本邦企業は増益基調を継続、日経平均株価の一株利益(EPS)は100円に達したとみられます。日本株の適正なPER水準が16〜18倍程度と推測されることを勘案すると、足元の日経平均株価は今期の企業業績で大幅減益を見込む水準まで調整したことを意味します。そうであるならば、仮に今期業績が横這いで推移した場合には、日本株の割安感は鮮明となります。
低下した本邦輸出企業の北米依存度
その企業業績に関しては、円高(ドル安)や原材料高、先進国経済の停滞など懸念材料が山積しているため、先行き悲観論が強まりをみせております。しかし、本邦輸出はアジア新興国や産油国向けを支えに底堅く推移しているうえ、実効ベースの円相場は対ドルでみるほど円高水準に位置しているわけではないことなどから、現在、市場が見込んでいるほどの落ち込みには至らない可能性が高いといわれます。新興国の高成長や資源・エネルギー高の恩恵を享受出来る企業が引き続き牽引役を果たす見通しです。
日本株には強い割安感
配当利回りと10年国債利回りの格差は一段と拡大、企業の解散価値を示すPBR(株価純資産倍率)1倍を割り込む銘柄も続出するなど、日本株が売られ過ぎていることを示唆する株価指標が散見されます。前述のように、今期業績が市場が見込むほどには落ち込まない公算であることを勘案すれば、市場の動揺が収束し極端なリスク回避姿勢が和らぐことで、割安感に着目した買いが入る可能性は高いと思われます。 |
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会長エレクト挨拶
3月29日開催の地区協議会にお忙しい中、参加下さいました理事役員の方々、誠に有難うございました。本日旅費をお渡しする予定でしたが手違いがありまして、来週お配りします。本日例会終了後この会場で、次年度理事会を開催しますので、理事役員の方はお帰りにならない様にお願い致します。
幹事報告
4月12日、13日は地区大会が開催されますので、出席の方は宜しくお願い致します。8時19分発京都行急行に乗り、9時29分に京都国際会議場に着く予定になっております。時間をお間違えのない様にご乗車下さい。来週は理事会を開催いたします。理事役員の皆様宜しくお願い致します。
地区から名称変更のお知らせが来ています。京都山城RCが4月2日付けを以って京都東山RCに名称変更になりました。京都RCの25周年の記念講演ですが「enjoy
your life in rotary」ということで、株式会社堀場製作所最高顧問の堀場雅夫氏の講演になります。もう一点、4月29日(火)の祭日に米山梅吉記念館の春季祭が行われます。
新世代委員会
4月26日開催予定の有害サイト対策会議と、講演会ですが4月13日の地区大会でガバナー賞をいただけるということで、ポスターを作成してまいりました。まだ26日は来ていませんが、素晴しい日になると思いますので、皆様ぜひご参加ください。
新睦活動委員会 5月11日の花見例会の集金を来週からさせていただきますので、お心づもり宜しくお願いします。会員様は1万3千円、御家族は1万円となっておりますので宜しくお願いします。
例会臨時変更及び休会のお知らせ
奈良ロータリークラブ
《例会休会》
平成20年5月1日(木)休会 定款第5条第1節(C)により
ビジター受付は行いません。
大和高田ロータリークラブ
《例会休会》
平成20年4月29日(火・祝日)休会
平成20年5月6日(火・祝日)休会 定款第5条第1節(C)適用
ビジター受付は行いません。 |
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ニコニコ箱 本日38,000円 累計2,055,900円 (八巻淑博君)
お世話になります。
(小林一士君)
会長の代行をさせていただきます。
(北河原公敬君)
過日は結婚記念日のお祝いをいただき、有難うございました。三十六年目となりました。年月の過ぎる早さに追いつかなくなるのではと、ボケの心配をしております。今日はお釈迦様の誕生日です。
(多田実君)
娘が社会人となり細いスネも、これでかじられなくて済みそうです。
(高木伸夫君)
連続欠席のお詫びを申し上げます。反省しております。お許し下さい。
(畑中利久君)
土谷さん、潮田さん、有益なアドバイス心より御礼申し上げます。
(楠原忠夫君)
ちょっと嬉しい事がありました。
(武藤廣茂君)
箸尾様、清岡様、冨川様、小西様、矢追様、先日はお忙しい所、有難うございました。
(渡辺英孝君)(森下泰行君)
ニコニコ協力。 |
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本日のお客様 八巻淑博君(横須賀R.C) |
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次週の例会 4月22日 卓話 「奈良県の造り酒屋と豊祝が歩んできた道(守るべきものと変えていくべきもの)」 奈良豊澤酒造株式会社 専務取締役 豊澤孝彦 氏
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