四つのテスト

・ 真実かどうか　

・ みんなに公平か　

・ 好意と友情を深めるか　

・ みんなのためになるかどうか

  クラブ方針

・ 効果的な親睦活動

・ 会員の意識向上

・ 例会への積極的参加

・ 会員数の維持・増強

・ 成果ある奉仕プロジェクト

・ ロータリー財団支援

・ ロータリー情報の広報

◆　第42回　05月29日の例会報告　◆

 卓話

「人生のサムシング」   山田三郎パストガバナー

　ロータリークラブは1905年2月23日にポール・ハリスらによって誕生しました。その後1911年にシェルドンが“He profits most who service best”(最もよく奉仕する者、最も多く報われる) という素晴らしいRIテーマが提唱しています。ところが1950年まで、39年間にわたってこのテーマは、各クラブで、各地区で、大変な議論を巻き起こしました。結果的に1950年にRIのテーマとして正式に認められたのですが、４〜５年前にこれが廃止になり、日本のロータリアンは「どういうことだ」と板橋RI理事に詰め寄り、板橋理事はRIの理事会を動かして、再び復活するという経過をたどりました。このテーマがなぜそれだけ問題になり賛否両論が起こるのか。皆さんはいかがお考えでしょうか。

　このテーマについては、奉仕をしようとするものがどうして代償を求めるのか、より多く奉仕するものがより多く報われるという「報い」を前提にして奉仕をするのかという点が一番大きな疑問、問題点となってきました。1935年、ロータリークラブが生まれて30周年の年、ポール・ハリスがマニラで開催される世界大会に出席するために日本 に立ち寄った際にも、東京ロータリークラブをはじめ各クラブの会員が集まって色々と議論をし、このテーマについてもポール・ハリスについて質したそうです。ポール・ハリスは「それはドルでもセントでもない、要するにロータリアンの人生のサムシング」だと言ったとのことでした。セントでもドルでもない、要するに金ではないのだと。「人生のサムシング」、私はその言葉の真意とは何であろうと色々と文献にあたりましたが、はっきりした答えは出ておりません。ポール・ハリスがロータリークラブを作って30年目に、彼が到達した人生のサムシングとは何だったんだろうという思いにかられました。そこで、まもなく30年を迎える奈良大宮ロータリークラブの皆さんお一人お一人にも、おたずねしたいと思います。皆さん方はロータリアンとしての「人生のサムシング」を今どうお感じになっておられるでしょうか、そして何を求めておられるでしょうか。

　私個人の経験と感じたことについて、ここで少しお話をさせていただきます。亀岡ロータリークラブが生まれてから３年目に私は地区の財団委員に指名されました。その際にご一緒した福井北ロータリークラブの委員長とは、その後もずっと年賀状の交換を毎年行ってきましたが、三年前の年賀状にはペンで一行添え書きがしてありました。「福井北ロータリークラブから岡田謙一郎さんという人が亀岡に行っているのでよろしく」、内容はこれだけです。私は早速お正月開けに、岡田さんが名誉顧問として就任された亀岡シミズ病院に伺ってお会いし、岡田さんに亀岡ロータリークラブの会員になっていただきました。その数ヵ月後、たまたま例会の際に岡田さんが私の隣に座られましたので、四方山話をしつつ「最近、ちょっと尿が出にくい」という話をしました。ロータリークラブの長年のお付き合いの中、医師である会員も友人も大勢いますが、こんな話をすることなどほとんどなかったのに、私は知り合ったばかりの岡田さんにふと言ってしまったのです。岡田さんは私の顔を見ながら「それは年やがな」と言いました。しかし、次に出た言葉が「山田さん、聞いたときが華、言ったときがチャンス、例会終了後私の病院へ一緒に行きましょう」と、私の手を引くようにして病院に連れて行ってくれたのです。診断を受けたところ「大きな病院で検査入院されたほうがいい」と言われました。これまでほとんど医者にかかったこともなく健康に自信のあった私はびっくりしてしまいました。岡田さんは福井医科大学で副学長も勤められた泌尿器科医で、前立腺の権威でもあります。岡田さんから京大病院泌尿器科の小川教授に紹介していただき、検査の結果、前立腺がんであることがわかりました。前立腺については、みなさんもぜひ一度、精密検査を受けることをおすすめします。私の身近にも前立腺がんで亡くなられた方がおりますし、自覚症状のない病気ですので発見が遅れがちです。さらに私の場合は、せっかく検査入院したのだからということで同時に胃腸の検査も受けたところ大腸がんまで見つかったのです。

幸い私の前立腺がんも大腸がんも、すべてがきわどいところで早期発見され、治療を受けることが出来ました。私はロータリーによって命を救われたといっても過言ではありません。ロータリーに入っていなかったら、岡田先生にも小川教授にも会えず、京大病院で治療を受けることもなく、凡々とした毎日を送った末にガンで亡くなっていたかもしれません。

　私はロータリー人生の中で、色んなことを勉強し、ロータリーの友に恵まれました。ロータリーによって奉仕をし、みなさんのご協力で国際奉仕を行うことも出来ました。そしてガバナーという大役もつとめさせていただきました。世の中の移り変わりの中で、私はロータリーと出会い、多くの人と出会いました。この素晴らしさはまた、私にとっては自分自身の命が救われたことでもあるのです。

　15世紀、コペルニクスが地動説を唱えて間もない頃、当時のスペインの貨幣の裏側に「プラスアルトラ」と書いてあったといいます。これは「その向こうに何かある」という意味です。人生のその向こうに何かあるぞ、と。あの海の向こうに何かある、と当時のスペインは国を挙げて海外に出て行き、素晴らしい土地を発見し、素晴らしい文化を発見しました。それから時を経て21世紀の今、アメリカで一番多く使われている言語は、なんと英語ではなくスペイン語だそうです。スペインが到達した国を上げてのプラスアルトラ、人生のサムシングは、アメリカでも60％の人がスペイン語を使うという国に発展したのです。

　ロータリーも100年を過ぎ、会員一人ひとりがそれぞれの立場で、それぞれの違う人生を歩んでおられますが、共通した人生の概念とその奉仕の精神で歩む人生のサムシングが５年後、10年後、どんな実を結ぶでしょうか。奈良大宮ロータリークラブが40周年、50周年を迎えるときにどのようなサムシングが生まれているでしょうか。

　松岡ガバナー補佐から、奈良で一番活発かつ素晴らしい奉仕活動をしているのは奈良大宮ロータリークラブと聞き、10年前に私がガバナー訪問をさせいていただいた当時を思い起こしますと、大変な発展であると感じます。今後ますます素晴らしいクラブになってゆくのは間違いないでしょう。しかし、その発展の礎は皆さん一人ひとりの活動によります。

10年先、20年先、みなさんにどんな人生のサムシングが訪れるでしょうか。これからのご精進を願いながら卓話を終わらせていただきます。

会長・幹事・委員会報告

会長報告

　5月22日、15名のメンバーが参加のもと、東京恵比寿ロータリークラブとの再度の友好クラブ締結式を行うことが出来ました。東京恵比寿ロータリークラブとの交換卓話で松岡会員がすばらしい卓話を して下さいました。

松岡ガバナー補佐からＲＩ会長賞伝達式 

親睦活動委員会

　今年度最後の親睦ゴルフ大会は６月１４日（木）、奈良の杜ゴルフクラブで開催します。奮ってご参加下さい。

山歩き同好会

　７月１４〜１６日に大雪山登山に参加予定の方は例会終了後ホールにお集まり下さい。打ち合わせを行います。

次年度幹事

　今日、役員と委員会の一覧表をお配りしましたが一部修正をお願いします。日吉さんが会員組織増強となっていますが国際奉仕です。

幹事報告

　みなさんに協力いただきましたリボンマグネットですが、納品に約一ヶ月かかるとのことです。6月20日頃に事務局に到着予定で、単価は１セット500円です。

例会臨時変更及び休会のお知らせ

奈良ロータリークラブ

 《例会休会》

日時：5月31日 （木）　定款第5条第1節（ｃ）による

ビジター受付は行いません。

ニコニコ箱　本日91,000円　累計2,845,000円

（パストガバナー　亀岡R.C　山田三郎君）

　お久しぶりです。お世話になります。

（ガバナー補佐　奈良R.C　松岡泰夫君）

　RI会長賞受賞、おめでとうございます。山田パストガバナーにはご多用中、卓話ご苦労様です。

（清岡正教君）

　松岡さん、東京恵比寿ロータリークラブへの卓話ありがとうございました。また多くの会員の参加をいただき感謝！

　本日、山田パストガバナー、松岡ガバナー補佐をお迎えして少し緊張しています。

（小西敏文君）

　山田パストガバナー、本日は卓話ありがとうございます。楽しみに聞かせていただきます。

（有井邦夫君）

　山田パストガバナーの卓話いただきますことに感謝いたします。今後ともよろしくご指導お願いいたします。

（中村信清君）

　本日は、山田様ありがとうございます。

（武藤廣茂君）

　先日の鴟尾の会では団体優勝をさせていただきました。でもあまり貢献できませんでした。スミマセン！

（北河原公敬君）

　誕生月のお祝いありがとうございます。自坊の一部改修のため、家の中は戦争状態で、片っ端から捨てています。

　2ヶ月ほどは不自由な生活となります。

（高野　治君）

　先日、東京恵比寿ロータリークラブを訪問いたしました。強く感じましたのは、恵比寿ロータリークラブの皆様、

　そして奈良大宮ロータリークラブの先輩方の気配り、気遣いです。大変感謝しております。ありがとうございました。

（高木伸夫君）

　愛する妻のおかげで今までやってこれました。女房に感謝を込めて！！

（佐川　肇君）

　結婚記念のお花ありがとうございました。昨年いただいた花もまた元気に咲いています。

　いつまでも若々しく、人も花も！

（石野捨雄君）

　結婚記念日に美しいお花を贈っていただき、ありがとうございます。

（高辻良成君）

　結婚記念のお花、ありがとうございました。

（増井義久君）

　結婚祝いのお花ありがとうございました。新婚の気持ちを思い出し愛サーブ。

（大塩栄作君）

　結婚記念日にお花をありがとうございました。

（山本直明君）

　感謝の気持ちを込めて。

（向井　毅君）

　初めて二週連続欠席をしてしまい、申し訳ありません。以後、気をつけて努力します。

（土谷宗一君）

　用事がかさんで家族親睦会２回連続でサボります。スミマセン。

（多田　実君）（小林一士君）（藤野城市君）（榧木八洲夫君）（渡辺英孝君）

　ニコニコ協力。

（橋本和典君）

　思わぬ飛び石ロックで最終コーナーでこけてます。これではウカウカ（ウォッカウォッカ）してられません。

　最終ストレートはダブルで一気一気にいきたいものです！

　ロータリアン　いつもニコニコ　愛サーブ

本日のお客様

奥　洋治君（大阪東R.C）

次週の例会　6月10日（６月１２日の振替 ）

年度末家族親睦例会

卓話「宮川みまりさん　によるバイオリン独奏 」