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奈良大宮 ロータリークラブ No.1357 Vol.28 2007/01/30 2006-2007/229 |
Club Weekly Bulletin |
Rotary International District2650 Nara Japan |
創立:昭和54年1月23日 例会:毎週火曜日 17:30 E-Mail:info@naraomiya-rc.jp 事務所:奈良市大宮町6丁目2−1 南都銀行大宮支店内 電話0742−33−8583 例会場:奈良市高畑町1096番地 奈良ホテル本館 電話0742−26−3300(代) 会長:清岡正教 副会長:井上正行 幹事:小西敏文 |
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四つのテスト ・ 真実かどうか ・ みんなに公平か ・ 好意と友情を深めるか ・ みんなのためになるかどうか |
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クラブ方針 ・ 効果的な親睦活動 ・ 会員の意識向上 ・ 例会への積極的参加 ・ 会員数の維持・増強 ・ 成果ある奉仕プロジェクト ・ ロータリー財団支援 ・ ロータリー情報の広報 |
例会プログラム 第29回01月30日 通算1357回 |
例会状況報告 第28回01月23日 通算1356回 |
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◆ 第28回 01月23日の例会報告 ◆ |
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卓話
創立記念例会 卓話 有井邦夫会員 当時のガバナーは奈良ロータリー クラブの故杉山嘉一さんでした。1978年の11月頃の奈良クラブのフォーラムで大宮地区に新しいクラブを作ろうという機運が盛り上がり、拡大委員会を作っていただき5名の委員でスタートしました。特別代表には 故緒方凖一さんが就任されました。11月の終わりごろから拡大が始まり、1月23日の創立総会まで急ピッチでメンバーを集められたようです。職業分類は31、候補者は32名のリストが出来ました。当クラブの箸尾文雄さん、中井一男さん、飯田二昭さんが当時のことをよく存じて下さっています。我々は特別代表の緒方パストガバナーからずいぶんご指導いただき、一年間、ロータリーについて細かく教えていただきました。色んな方の努力のおかげで無事に創立総会を迎えることができましたが、現在クラブで拡大をやるにあたっても、やはりこのように順序を踏んでいかなければならないと思います。 当時、私は40歳、22名中下から3番目の年齢でした。奈良クラブの例会の見学をさせていただいた最初の印象は「えらいクラブに入ったな」。しゃべることは横文字が多く、70代、80代の方も大勢いらっしゃいます。大宮の22名の中にも恐れ多い立派な方が多く、その方々の顔色を見ながらやっていくのは辛いなあと思いました。歌を歌って食事をし、横文字の話を聞いて昼1時間で帰るなんて耐えられない、いつ辞めようかと思っていました。しかし当時、奈良クラブには私の妻の親もメンバーにいて、「辞めさせてくれ」と言うと「会社も辞めろ」と言われました。それで辛抱し、今年で28年目になりました。 例会の出席が10年間は100%例会出席と言われ、私は休む度胸がなく、15年ほど続きました。例会場も奈良ホテルでもこの場所ではなく、近鉄奈良駅前の近鉄ビル5F別館の狭いスペースでした。私はプログラム委員長になり色々苦労もしましたが、それによって私自身の名前も覚えていただけたことがありがたかったです。杉山ガバナーの名言の中に、「鐘は打たねば鐘でない、歌は歌わねば歌でない、ロータリーでは理論ではなく実践こそロータリーの真髄だ」という言葉がありますが、私もまさにそのとおりだと思います。ロータリーは出席が大切だということではないかと思います。 2年目にはSAAを担当をしました。幹事が中井一男さんで、 故田中誠二さんが会長です。例会中、奈良ロータリークラブの長老さんたちが来て私語が始まるのですが、幹事からこれを止めるようにと言われ、私よりもはるか年配の方に言いにくいなと思いながら、「当クラブは私語を慎む運動を展開しています」というメモを渡しました。これが大変効果的で、田中さんや中井さんにもお褒めをいただきました。当クラブで再びこのようなことがあったら、私がやったように「私語を慎む運動を展開中」と言っていただければよいかと思います。 ロータリーは私にとっては道場、自分自身の心の道場だと思います。先人のロータリアが今日の奈良大宮ロータリークラブをしっかりと作ってくださったということ、そしてこれを我々がしっかり守っていかなければならないと思います。 さて、ロータリーには、「ロータリーは人道的奉仕を行いあらゆる職業において高度の道徳的基準を守ることを奨励しかつ世界における親善平和の確立に寄与することを目指した実業人および専門職業人が世界的に結び合った団体である」という目的があります。またロータリーの綱領が「ロータリーの友」にいつも掲載されています。ある会員に「なぜロータリーは綱領を唱和しないのか」と言われています。歌もいいですが、月に一度はロータリーの綱領を唱和してはいかがでしょうか。私はロータリーとは何かと問われたら、ロータリーの原則、綱領が全てであり、道徳観を持って行うことであると思っています。 ところで、国際ロータリーの考え方が昔と随分変わってきたようにも思います。海外への団体奉仕、ロータリー財団を通じての寄付行為が本来の奉仕活動から少しずれているようにも思います。四大奉仕に貢献するロータリアンの集団には、常に倫理的な義務が課せられ道徳が奉仕の根底にあります。日本全体の秩序が乱れ、子供が親を殺し、子供同士の殺人があり、色んな社会問題が起きている中、海外にだけ目を向けるのではなく地域をしっかりサポートしていくのがロータリアンのつとめではないかと思います。今こそ互助の精神、思いやりが大切なときにきていると思います。企業ではコンプライアンス、企業倫理が求められています。最近の国際ロータリーの考え方は個人奉仕の原則から全体奉仕、物質的奉仕に代わってきているように思えてなりません。 またロータリーにはクラブ会員の義務が3つあります。「ホームクラブの例会出席」「会費の納入」「ロータリーの友の購読」です。しかし最近、ホームクラブの例会出席が悪くなってきているように思います。ホームクラブ4連続欠席のメンバーは幹事の責任だと思います。これ以上休んだらだめですよ、と幹事が言うことも必要でしょう。また、クラブ行事への参加は、義務ではありませんが3回に1回は出ていただきたいと思います。地区主催の会にも該当者は必ず出席していただきたい。年度の半期間においてメイクアップを含むクラブ例会出生率が60%に達していない場合、ホームクラブの例会総数のうち少なくとも30%に出席していない場合、クラブ理事会が正当かつ十分な理由と認めなければ会員身分が終結することがあります。ホームクラブ例会、100%出席が私たちの最大の目標です。30周年を迎えるにあたって再度このことを考えてみる必要があると思います。 「ロータリーの友」については、なんと読んでいるのは全会員のたった8%です。非常に残念なことです。私も昨年度に広報委員長になった時からしっかりと読むようになりました。4月は雑誌月間ですが、プログラム委員と雑誌担当が、この本を読んでくれた人にこの場でその中の話をしてもらうということを提案したいと思います。 会費納入の義務は期限の30日以内です。40日になると理事会の裁量で会員身分を終結しても差し支えないということになっていますので、これも注意してください。 また役員理事の選挙ですが、現在会長エレクトの選出については7名の会長経験者が指名委員会を設定し、その中でほぼ口頭指名に近い選挙指名でやっているようです。昨年、情報が外に漏れることについて「もし今年も漏れるようであれば意義を申し上げます」と私は発言しましたが、また今年も漏れました。漏れるということは漏れた人の耳には入ると気分を害します。会長だけでなく役員理事も同じです。選挙をするのであれば全員でするとか、指名委員会で口頭指名ではなく、投票選任のルールを明文化するなど、クラブ細則規定等で決めておいてはどうでしょうか。指名委員の選出についてもエレクトから歴代会長経験者にさかのぼっていますが、そこに古い会長経験者にも時折入っていただいて活躍していただけたらと勝手に思っています。幹事の選出についてはエレクトがもっとも信頼できるメンバーを選んでいただきたいと思います。幹事は「頼まれたからやる」のではなく「クラブを発展させるためにやる」と考えを変えていただきたいと思います。 そして、会長エレクトが選任されたら奉仕プロジェクトの事業を考えて欲しい。私は今年ロータリー財団委員長ですが、6月に財団の補助金申請を言われます。年度は7月からで、補助金の申請と言われても何するかわからないのに申請など出来ません。私はガバナーにもその意見を申し上げましたが、奉仕プロジェクトで何をするかを今から考えていただけたらと思います。また現在は地区での会長、幹事のセミナーに行っていますが、クラブの古参会長経験者から会長幹事が経験談を聞く席も設けてはどうかと思います。 四大奉仕は「自分がやるべきことをきちんと行うことの中に存在する」、要するに基本原則は「要求する前に努力せよ」。愛のもっとも尊い形が自己犠牲です。それを四大奉仕で考えてはいかがでしょう。親睦については、ロータリーは親睦に始まって親睦に終わるとよく言われますが、ロータリーは親睦と奉仕の両輪がうまく回転しないことには発展しないと一般的には言われています。親睦活動とロータリーの親睦活動はどう違うのか。これについては議論が分かれます。一つは、飲み会で本音が出て議論が活発になったりゴルフによって親睦が深まるという考え方、もう一つはロータリーの理念の下、自己紹介スピーチや会員卓話、友愛例会時の歓談にお互いの信頼関係を築いていくことが大事という考え方です。これについても一度考えていただきたい。例会時にゴルフの結果報告はともかく表彰は場違いだと思います。ゴルフをしない人に不愉快な思いをさせてはならないからです。 最後に国際奉仕です。CLPの導入後、国際奉仕の委員会活動が衰退して いるように思います。米山奨学会、財団が切り離されて国際奉仕委員会は何をするのか、委員長さんも悩んでいると思います。3年前、私が国際奉仕担当委員長のときに皆さんにアンケートをお願いしたことがあります。海外姉妹クラブの締結について提案しましたが、時期早尚ということで一蹴され断念しました。2650地区96クラブで海外姉妹クラブと提携していないのは、24クラブ、県下では2クラブ、奈良県下では五條と奈良大宮に姉妹クラブがありません。奈良大宮はどうして姉妹クラブがないのかという声もありますので、ぜひご検討いただきたいと思います。本年度4月に地区主催でハワイに行く計画がありますが、ハワイのクラブが奈良のクラブと姉妹クラブを締結したいという希望があるという話も聞いています。 今日ここで私が申し上げたことは「ロータリーの友」にすべて書かれています。今月は友好クラブの 東京恵比寿ロータリークラブ司葉子さんも登場しておられます。ぜひみなさんもお読み下さい。 つたない話でしたが、今後ともよろしくお願いします。
ロータリーの綱領(目的) 有益な事業の基礎として奉仕の理想を鼓吹し、これを育成し、特に次の各項目を鼓吹、育成することにある。 第1)奉仕の機会として知り合いを広めること。 第2)自己の事業と専門職務の道徳的水準を高めること。(要約) 第3)個人生活、事業生活及び社会生活に常に奉仕の理想を適用すること。 第4)国際間の理解と親善と平和を推進すること。(要約) |
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会長・幹事・委員会報告
会長報告
27日の奉仕活動に向け、大変素敵なジャンパーが出来上がりました。井上さんには大変お世話になり、ありがとうございます。ジャンパーは当日、現地で配布して作業後に回収します。ご参加よろしくお願いします。 なぜロータリークラブが結成されたか、今日はその時代背景をご説明いたします。 1865年にアメリカ南北戦争が終結しましたが、この戦争は同じ国内のアメリカ人同士が殺しあうような凄惨な戦いでした。それが終わった直後、リンカーン大統領が観劇中に暗殺されるという事態も起こっています。 その3年後の1868年にポール・ハリスが生まれました。同年、あの悪名高いクー・クラックス・クラン(KKK)も結成されました。黒人差別の団体で、最盛期には500万人以上の会員がいて、殺人事件を起こしたり、黒人に対して強烈な人種差別を行っていた団体です。1903年にはライト兄弟が人類初の飛行に成功し、同じ年にヘンリー・フォードが自動車会社を設立、大衆自動車の製造を開始しました。1908年に有名なT型フォードが開発されて売り出されました。自動車はフォードの発明ではなく18世紀の終わりにフランス人が蒸気機関車で走る車を開発し、19世紀の終わりにはベンツがエンジンを開発し、ダイムラーが四輪自動車を開発したのですが、しかしフォードが会社を設立して大衆車を開発したことで爆発的に売れ出しました。大量生産時代の幕開けでもあります。 1904〜1906年には日露戦争があり、1906年にアメリカのセオドア・ルーズベルト大統領の仲介でポーツマス条約が成立しました。1914〜1918年には第一次世界大戦が起こり、1919年には禁酒法が発効されてギャングが横行して社会問題になっていました。この法律は1933年に撤廃されています。 シカゴはかつて偏狭の地でしたが、南北戦争終結から70年の間に、高層ビルが林立し160万人の人口を要するようになりました。急速な発展のために社会が非常の混迷し混乱していたのも事実です。その中で社会を良くしようという市民運動が色々と起こり、その一つに親睦と奉仕を目的とするロータリークラブもありました。ロータリーは奉仕を目的としていますが、最初は親睦と互いの商売上の利益を与え合おうという目的で発足したのです。詳しい経緯については、次回以降にお話します。 |
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ニコニコ箱 本日57,000円 累計1,833,000円 (清岡正教君) |
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本日のお客様 中田耕嗣君(京都洛南R.C) 池田宣也君・西岡 努君(京都山城R.C) 石崎俊介君・今西清悟君(奈良R.C) |
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次週の例会 2月6日 「世界理解月間にちなんで」 岡村吾郎パストガバナー(奈良ロータリークラブ) |
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