第19回例会プログラム(11月16日)(通算1255回)
1.開会の点鐘 17時30分
2.ソング 「奉仕の理想」
3.お客様の紹介
4.会務報告 出席報告・ニコニコ報告・会長報告・幹事報告・委員会報告
5.卓話 新入会員卓話 矢野正美君
6.閉会の点鐘 18時30分 |
第18回例会状況報告(11月09日)(通算1254回)
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出席報告 |
R.C.は出席から |
会員数 |
出席免除者数 |
出席者数 |
補填者数 |
出席率 |
1254回 |
69名 |
17名 |
43名 |
− |
82.69% |
1252回の修正 |
69名 |
17名 |
47名 |
4名 |
98.08% |
会長の時間
法諺 その10 -踏んだり蹴ったりの離婚は許さない-
我が国では、夫婦が協議によって離婚すること、いわゆる協議離婚は自由であり、法は何等の規制もしておりません。前に、「法は家庭に入らず」という法諺をご紹介しましたが、法は、どうぞお二人のご随意にといって一切干渉しないこととしております。ところが、夫婦の一方が離婚を拒否して、夫婦間に離婚の協議が整わない場合はどうなるのでしょうか。ここで初めて法が登場するということになります。これが、裁判離婚といわれるものです。民法は、法定離婚原因として、@「配偶者に不貞な行為があったとき」、A「配偶者から悪意で遺棄されたとき」、B「配偶者の生死が3年以上明らかでないとき」、C「配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込がないとき」、D「その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき」、という5つの原因を規定しています。民法は@からCまでの事由がある場合でも、裁判所は一切の事情を考慮して婚姻の継続を相当と認めるときは、離婚の請求を棄却することができることとしております。そうすると結局、法はDでいう婚姻を継続し難い重大な事由があるときに離婚を認めるということになります。これを破綻主義といっております。性格の不一致等、どのような原因があったかは問わず、婚姻関係が破綻してしまったら離婚を認めることになります。しかし、次のような場合はどうでしょうか。夫が情婦を持ち、子ができたとします。当然妻との間は険悪となり、夫は家を出て情婦と同居するようになる。婚姻は最早継続することが困難な状況に立至ったが、妻は意地でも絶対に離婚を認めない。さて、このような場合に夫からの離婚請求が認められるでしょうか。最高裁は昭和27年2月19日、次のように判示しました。「もしかかる請求が是認されるならば、妻は全く俗にいう、踏んだり蹴ったりである。法はかくの如き不徳義勝手気儘を許すものではない。道徳を守り、不徳義を許さないことが法の最重要な職分である。」として夫の離婚請求を認めませんでした。法は破綻主義をとりつつ、破綻に至る原因を自らつくり出した者、即ち有責配偶者からの離婚請求は認めませんということです。
この考え方は、昭和27年から実に35年間もの間維持されてきました。有名人の中にもこの考え方に阻まれて、離婚ができずに泣いていた人が沢山いらっしゃいます。しかし、この法理も変更される時がやってきました。昭和62年9月2日、最高裁は、「有責配偶者からの離婚請求であっても、夫婦の別居が相当の長期間に及び、その間に未成熟の子が存在しない場合には、相手方配偶者が離婚により、精神的、社会的、経済的に極めて苛酷な状態におかれる等、離婚請求を認容することが著しく正義に反するといえるような特段の事情の認められない限り、有責配偶者の離婚請求であるとの一事をもって許されないとすることはできない」として一定の制限を置いた上で、有責配偶者からの離婚請求を認めるに至りました。因みに、上記「相当の長期間」としては、当初は30年というものでありましたが、除々に短くなり、平成2年の判決では、7年半というのもでてまいりました。この判例がでたからといって、外に愛人を作って家庭を破壊することが許されるということではありません。場合によっては離婚が許されるというに過ぎないということですので、心得違いをされませんように。家庭第一、奥さん第一です。 |
卓話
ロータリー財団国際親善使節の役割を終えて(2001-2002年度 RIロータリー財団学友 塚本有紀様)
ロータリークラブの皆様方の財団寄付により、2001-2002年度国際親善奨学生として、イギリスに留学し、異国の地域の人々と出会い、国際交流するという貴重な機会を与えて頂きましたことをまず感謝したいと思います。
イギリス最古の町コルチェスターにあるエセックス大学大学院歴史学部で唯一のアジア人学生として近代イギリス史の勉強をしてきました。各タームは、授業についていくために、図書館にこもって授業の予習とエッセイの準備に追われ大変でした。その合間にスポーツセンターで汗をかき、学生同士の情報交換、息抜きをかねた各国料理の試食パーティー、誕生会、エッセイ提出後には打ち上げし、W杯サッカーを大学内のパブで観戦するなど、学生生活にめりはりをつけながら、乗り切りました。
奨学生は親善大使としての役目があります。今回の留学を通じて、ロータリー財団奨学生としての強み、あるいは有難さを留学準備期間から、随所に実感しました。第一に、ロータリー財団のコーディネーターに詳細を報告することで、自分なりにペースをつかむことが出来ました。第二に、オリエンテーションで顔を合わせるだけですが、励ましあう奨学生の仲間がいるという安心感を得ることが出来ました。第三に面識が無いにもかかわらず、前年の財団奨学生から、有益な情報・助言を得ることができたことは非常に心強かったです。
渡英後にも、奨学生たちがローマ時代の城壁が残る街に愛着を持ち、早く生活に馴染めるにようにと、ブルーバッジ(観光ガイド資格)をもつロータリアンによるコルチェスター観光ツアーが企画されるなど、ロータリー関係者のご尽力により、奨学生が積極的な親善交流を行う環境を整えていただいたことも心に残っています。残念ながら、エセックス大学には奨学生が多く、スピーチ回数は少なかったのですが、私は日本文化と古都奈良をアピールしようと考え、浴衣を着てこんにゃく田楽を持参し「奈良町と庚申さん」のスピーチを行いました。
また、ホストカウンセラーRoy Gransbury氏が所属するKelvedon RCの行事以外に、RC主催のSpecial evening
meetingや英国に留学する奨学生が集うLINK
WEEKENDなど、他国からの学生と国際文化交流する行事もありました。多国籍、広い年齢層の友人もでき、互いの文化の紹介・意見交換を行い、机上では得られない、多くの知識を吸収することができたことは喜びでした。さらにパンフレットの配布、道案内、会場設営などボランティアとして参加したColchester
Festival2001では、地元密着の行事を通じて地域の人々と出会い、その生活に触れることができただけでなく、ローマ時代の衣装を身にまとったロータリアンたちとポリオワクチンのための寄付を呼びかけながら街中をパレードするなど、イギリスの社会史文化史を研究する身にとって、非常に興味深い、経験をさせていただきました。
刺激的な日々でしたが、一方で事務的処理が全般に遅いイギリス流手法にイライラしたり、寮生活では文化・習慣の違いから生じるストレスで悩まされたり、戸惑うことも多くありました。しかしこうした些細な出来事を通じて、外から見た日本、日本人であること、日本文化について再考するきっかけともなりました。
徐々に奨学生(留学期前後)の組織作りも構築され始めました。その一つに、メーリングリストがあります。私も、2003-2004年度の英米留学の奨学生が、疑問点や留学関連の情報を共有する方法として確立したメーリングリストに参加させていただき、自分の失敗談や経験上必要と考えられる(危険地域や日本人には理解しがたい習慣などの)情報を提供し、渡英前の緊張感や留学中に味わった喜怒哀楽を改めて懐かしく思い出しました。今後も微力ながら、自分が体験したことを、還元していきたいと考えております。
最後に、コルチェスターで過ごした1年は、単に勉強するためだけの留学と違い、ロータリー財団のプログラムを通じて、イギリス人だけでなく、異国の地域の人々と出会い、様々な文化に接し、国際文化交流によって、貴重な経験と友情という宝物を得ました。改めて、この素晴らしい機会を与えて頂きました、ロータリークラブのご支援に対してお礼を申し上げますとともに、今後とも財団国際親善プログラムへの御支援、御協力下さいますよう、よろしくお願いいたします。奈良大宮ロータリークラブの益々のご発展とロータリアン皆様のご健勝を祈念申し上げます。
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会長・幹事・委員会報告
幹事報告
例会臨時変更及び休会のお知らせ
平城京ロータリークラブ
《例会変更》
@日時:11月25日(木)→ 11月22日(月)に変更(20周年記念講演のため)
A日時:12月9日(木)→ 17:00からに変更(20周年記念式典のため)
◎ ビジター受付は、11月25日、12月9日とも、三井ガーデンホテル奈良3階ロビーにて18:00〜18:30まで行います。
《例会休会》
日時:12月30日(木)(定款細則第5条第1節による)
◎ビジター受付は行いません。
2650地区 地区大会 参加日程
第2日・11月21日(日)
本会議:敦賀市総合運動公園 総合体育館
利用 奈良交通観光バス ガイド付き・トイレあり
1.往路 集合場所 奈良商工会議所前 出発時刻 集合 6:50am 出発 7:00am
到着時刻 9:30〜10:00am
受付開始 9:00am オープニングセレモニー 9:40am 開会宣言
10:00am
2.復路 出発時刻 3:30am 記念講演 椎名誠氏 1:40pm
ガバナーセレモニー 3:10pm 閉会宣言 4:00pm
海産物店立ち寄り 夕食懇談会 5:30〜7:00pm 竜王・「毛利志満」(近江牛) 新大宮・商工会議所帰着
8:30pm頃
クラブ奉仕委員会
今日、第2回の情報集会のご案内を配布いたしました。今回は、班長さんを歴代の会長さんに、古い順番になっていただいております。議題ですが、クラブ運営に関し、年会費について皆さんのご意見を聞いていただきたいと思います。この前のガバナー公式訪問の際、ガバナーがこのクラブの会費に関しては、安いクラブと高いクラブの中間ぐらいの金額であるとのお答えをいただいています。次に、週報についてですが、今年度からはホームページを設け、IT化しております。それに関して、今までの使い勝手等についてご意見を聞いていただきたいと思います。日程については、11月25日に4班が集中するという形になってしまいましたが、各自調整の上ご参加をお願いします。また第7班の場所は、「なべ屋敷」となっていますが、同じ場所にある「Shi-ba」という店に変更になっております。
社会奉仕委員会
今週日曜日、第2回の大宮街区公園清掃奉仕を行いたいと思います。朝9時から予定しております。前回同様多数のご参加をお願いしたいと思います。
模擬裁判実行委員会
例会終了後、模擬裁判実行委員会を開催します。委員の方はお集まり下さい。メンバーは、土谷さん、佐川さん、植倉さん、植村さん、向井さん、潮田さん、高辻さん、会長、副会長、幹事です。皆さんよろしくお願いします。
幹事報告
平城京ロータリークラブより例会変更・休会の案内が来ています(別項参照)。例会変更は20周年記念講演のためということで、西川きよし講演会が開催されます。当クラブへも整理券が届いておりますので、ご希望の方は事務局までお申し込み下さい。
また11月21日の地区大会に関しては30数名の方にご登録をいただいております。大半の方は貸切バスを利用されますが、集合が奈良商工会議所前に朝6時50分と大変早い時間ですので遅れないようにお願いします。帰りは午後3時30分に現地を出て、途中、竜王で近江牛をいただく予定です。皆さんのご参加をよろしくお願いします。 |
お手紙をいただきました
このたびの当クラブメンバーの訪問に際し、種々のご配慮を賜り誠にありがとうございました。メンバー一同心より感謝申し上げます。
創立25年のクラブの例会に出席させていただき、例会の進行をはじめいろいろなことを学ばせていただきました。2次会も大変楽しく過ごさせていただき、メンバーお一人お一人の心温まるホスピタリティーに、皆様に恵比寿にお越しいただいた時、はたして私たちにこの様に出来るのだろうかと話題になりました。
また2日目も祭日にかかわらず、多数のメンバーの方々にお付き合いいただき、重ねて厚く御礼申し上げます。天気にも恵まれ絶好のゴルフ日和・観光日和となりました。
例会のご挨拶の中で申し上げました通り、当クラブは来年11月で10周年を迎えます。次年度会長は松島トモ子会員です。11月8日(火)の創立記念日には10周年の記念例会を開催する予定でおります。貴クラブの皆様方にも是非ご出席賜りたく改めてご案内させていただきますが、次年度のご予定に加えていただければ幸甚に存じます。
貴クラブと会員の皆様方の益々のご活躍とご繁栄を心よりお祈りし、御礼のご挨拶とさせていただきます。
東京恵比寿ロータリークラブ 会長 植良雄三様
親睦委員長 柴山義光様
職業奉仕委員長 平岩共代様 |
お客様の紹介
大阪東RC
藤村達夫君 奈良東RC
藤本宜史君 |
ニコニコ箱 本日計23,000円 累計1,068,000円
(高木伸夫君)
東京恵比寿ロータリークラブの皆様のご来訪に際し、会員の皆様には多大のご配慮、ご支援を賜り誠にありがとうございました。皆様大喜びで、満足してお帰りいただきました。
(小池恭弘君)
県立奈良病院にて11月4日、孫が生まれました。平野若先生にお世話になりました。
(田村俊明君)
詩吟の発表会が無事終りました。
(小橋宗文君)
結婚記念日のお花、ありがとうございました。
(山本尚永君)(矢追家麻呂君)
ニコニコ協力。
(渡辺英孝君)
ニコニコ委員です。皆様のご協力お願いします。 |
ロータリー豆知識 -2004年規定審議会で採択された主な決議案-
2. クラブ奉仕部門に沿革史編集/史料保存委員会を設置する。 |
次週の例会(11月30日) -11月23日は祝日の為、休会です-
卓話「裁判員制度について」なら法律事務所 所長 朝守令彦様(2004年度
奈良弁護士会 副会長)
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会報・IT委員会 潮田悦男、高辻良成、藤井正勝、向井 毅、西田考作、小池恭弘、谷口善之、矢野正美
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