Nara Omiya RotaryClub

Club Weekly Bulletin 2004-2005 District 2650

No.1245(Vol.26) 2004/09/07 http://naraomiya-rc.jp

ロータリーを

祝おう

奈良大宮RC

クラブテーマ

CELEBRATE

ROTARY

大きな誇り

大きな奉仕

創立:昭和54年1月23日 例会:毎週火曜日 17:30

事務所:奈良市大宮町6丁目2−1 南都銀行大宮支店内 電話0742−33−8583

例会場:奈良市高畑町1096番地 奈良ホテル本館 電話0742−26−3300(代)

会長:高木伸夫 副会長:福本良平 幹事:冨川 悟

四つのテスト

1.真実かどうか 2.みんなに公平か 3.好意と友情を深めるか 4.みんなのためになるかどうか

第9回例会プログラム(09月07日)(通算1245回)

  1.開会の点鐘 17時30分

  2.ソング 「奈良大宮RCの歌」

  3.お客様の紹介

  4.会務報告 出席報告・ニコニコ報告・会長報告・幹事報告・委員会報告

  5.卓話 「新世代のための月間にむけて」地区新世代委員会副委員長 土堤内清昭様 (平城京RC)

  6.閉会の点鐘 18時30分

第8回例会状況報告(08月31日)(通算1244回)

出席報告

R.C.は出席から

会員数

出席免除者数

出席者数

補填者数

出席率

1244回

69

14名

37名

67.27%

1242回の修正

69名

14名

42

10

94.55%

会長の時間

 

法諺  その6  ―六法全書に「恋」はない−

元大阪府知事で憲法学者であられた黒田了一博士の短歌に「秋の夜をひたすら学ぶ六法に「恋」という字を見出さざりけり」というのがあります。六法といいますのは、憲法、民法、刑法、商法、民事訴訟法、刑事訴訟法のことをいいますが、これを集めた書、或はこれらの法によって代表される法規を集めた書を六法全書といっております。「六法全書は法曹のバイブル」という法諺がありますが、我々法曹はこの六法全書で飯を食っているといえるでしょう。現在、我々専門家が使っている六法全書には前記六法の外に約1000の法規が納められております。黒田博士は、このような六法に「恋」という字は発見できなかったとおっしゃるのです。そのとおりであります。確かに六法全書から「恋」という字を探し出すことはできません。だからといって六法全書を飯の種にしているような人間は、堅物ばかりかというと決してそうではありません。色恋の道は別であります。六法全書は「恋」という字を持ちませんが、六法に登載された法規によって、数え切れない程の「恋」が行われる社会が維持されていることを忘れることはできません。無味乾燥にみえる六法が、どこかで、どれだけか、はなやかで、悲しい恋を支えていることでしょう。ところで皆さんは六法の中に「愛」という字が一字だけあることをご存知ですか。憲法の前文に「・・・・平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。・・・」という文章の中にかろうじて「愛」の字を見付けることができるのです。しかし、これも残念ながら色恋の「愛」ではありません。そこで、遂にはやけくそ気味に「六法のうちに愛ありコイもあり」という人もいます。勿論、ここでいう「コイ」は「故意」とか「過失」をいうときの「故意」をいっていることはお分かりだと思います。最後に、歌舞伎の世界でも六法(六方)という言葉があります。役者が花道を通って揚げ幕に入って行くときにする特別な所作を伴う歩き方のことをいいますが、この歌舞伎の世界は「恋」があふれています。

卓 話

 「環境にやさしいベロタクシー」NPO [環境計画はぐるまねっと] 理事長 宇野幸徳様


 奈良は日本文化の発祥の地であり、数々の歴史と四季折々の美しさを通じて「日本人の心の故郷」としての知名度も高く、観光都市として高い実績を積んできました。しかし、週休2日制度の定着など、時代の流れとともに人々の余暇時間への価値観やニーズ等の変化から、県の基礎産業でもある観光事業は、大きな転換期を迎えようとしています。このような時代認識のもと、新しい時代の局面をつくり出していくため、“環境計画 はぐるまねっと”を立ち上げました。
 「奈良環境計画はぐるまねっと」は、物体を動かす“はぐるま”から由来しています。人は、個々それぞれの夢や希望、そして欲望を持っています。 しかし個人レベルでの実現には限界があり、市や県まして国レベルでの実現は、簡単に成せるものではありません。しかし、点在する小さな夢や希望も1つの媒体を通して 連結すれば、やがて巨大な力となり夢は実現します。我々は、“はぐるまねっと”が企画し運営する事業を通し、点在する夢や希望を結び、巨大な地域復興の力として活動します。
 近年の社会情勢から海外旅行の容易化が進み、国内旅行は大変な苦戦を強いられていると言われますが、国内旅行システムが現在の観光ニーズに対応出来ていないのも要因のひとつとして考えられます。景気の低迷・少子高齢化等の生活的な背景や、慰安旅行に代表される公共の交通システムを用いての団体旅行からマイカーなど、個別の移動手段を用いての家族旅行や小グループでの旅行が普及する につれ、旅行に対する価値観(目的)も多様化しています。その証として最近は、どの書店を見回しても“温泉での休養”“自然や風景の鑑賞”“遊園地・レジャーランド紹介”など「個々が目的を持って自由に余暇を過ごす」といった「心の豊かさ」を重視した雑誌関連のコーナーが広く設置されており、観光を取り巻く環境(ニーズ)は大きな転換期を迎えようとしています。
 過去においての高度経済成長や急激な人口増加に伴い、モビリティの向上に対する欲求が強まり、自動車(マイカー)が単なる移動手段から快適性や随意性といった付加価値と共に進化するにつれて人々の移動は、鉄道・バスなど公共の大量輸送機関から個別の移動手段であるマイカーに移行してきました。そして、その事が引き起こす大気汚染等による文化遺産への影響と保存、さらに急速な少子高齢化の進行による歩行者や自転車(交通弱者)の増大などの諸問題を抱え、改めて観光資源へのアクセスを再認識すると共に、交通ネットワークの再構築を行なう必要性があると考えます。

 現在、国内いずれの観光地をみても余暇利用への背景(目的)が変化する一方で、人為的なコスト面等から観光インフォメーションシステムの再構築や統継承者の育成問題(ボランティアの高齢化・継承者不在など)が課題とされています。奈良への観光が、歴史的・文化的資源とのイメージが強く結びつき固定化されている事からも、独自のポテンシャルを活かしながら、現代的な手法と演出により観光に付加価値を与える工夫が必要であると考えます。
 VELO TAXI(ベロタクシー)のVELOとはラテン語で自転車の意味です。キャビンは100%リサイクル可能なポリエチレンを使用し、動力は21段変速機と電動アシストモーターにより円滑な環境保全走行を約束した3人(ドライバー1人と客人2名の)乗りのドイツ製“電動アシスト付き3輪自転車”です。
 少子高齢化と景気の低迷による観光収入の減少や、環境破壊による文化遺産の保全システム等、問題や課題を多く抱える奈良として、環境に優しく時代のニーズに 即した安価で、より付加価値が高い余暇時間の提供が望まれていると考えます。我々は、VERO TAXI の運行を通し、多くの方に数々の付加価値を提供します。

 広告媒体としてのベロタクシーの優位点は、

・排ガス“ゼロ”のエコロジーカーとして、環境への優しさと斬新なスタイル。

・移動する広告媒体、人が集まる場所へ狙いを定めて出現するVELO TAXIは、その斬新でお洒落なスタイルで街の注目を一身に集めます。

・地区空間を最大のメディアとして考えた時、ベロタクシーは最も有効な広告手段として考えられます。モダンなデザインは人々の視線を釘付けにし、四季折々の町並みを走りながら広告を提供する新しい移動媒体です。
・キャッチアイ98.5% 移動の大半が徒歩である都市部において、広告を提供される人間の“移動速度”と“目線”に最も近い乗り物です。ベロタクシーの平均時速:8km(平坦道) 車体広告の高さ:1.75m
 いくらモダンで環境に優しい移動手段であっても、地域住民との融合がなければ“移動手段+メディア媒体”としての地位は得られません。そこで、環境に優しく安価な移動手段を多くの人に提供し、民間による 第3の公共交通手段として認知してもらうことを目的として、人々に安らぎの空間と時間を提供します。
 最後になりますが、生活環境・道路環境・少子高齢化は、国民すべてが直面する問題です。観光都市である奈良にとって観光インフォメーションの充実や、高齢者の増加に係る施設の充実は今後の奈良を発展させていく上でも、大きな課題です。そこで、一人の人間として後世に何を残すべきか?を今一度考え直し、市民一人一人が互いに自分の長所を生かし、有意義な人生を形成する空間として、また地域メセナの一環として「はぐるまねっと」を活用していただければ幸いです。  

会長・幹事・委員会報告

・幹事報告
 IMの案内状が来ております。10月9日(土)、桜井ロータリークラブのホストで橿原万葉ホールにおきまして開催されます。今年度は地区大会やIMなど、クラブ外の催しに多数ご参加していただくことを目標にしておりますので、ぜひともご出席をお願いいたします。
 また11月20〜21日には地区大会がございます。今年は会場が敦賀で少し遠いですが、バスなどを用意して、みなさんのご出席をお願いしたいと思います。なお、9月14日には 敦賀ロータリークラブの方が地区大会の勧誘に来られることになっています。
 11月2日、3日には友好クラブの東京恵比寿RCの方が親睦ゴルフでこちらに来られます。11月2日は火曜日で例会日ですが、合同例会にさせていただきたいと思います。企画、内容についてはまだ決まっておりません。翌日3日の祝日は、親睦の対抗ゴルフを京都の城陽カントリーで実施いたします。改めて案内いたしますのでご参加をお待ちしています。
 そして来年の4月30日(土)には、国際ロータリー100周年記念・RI会長主催祝賀会議が東京の新高輪プリンスホテルで行われます。ガバナー、バストガバナーなどのロータリー・リーダ ーに限らず、一般のロータリアンの方に多数参加していただきたいということです。申し込みの締め切りは9月15日(水)ですので、参加希望の方は事務局までお申し込み下さい。
 例会臨時変更及び休会のお知らせ
 あすかロータリークラブ
 《例会変更》
 日 時:9月30日(木) → 9月24日(金)午後6時半〜 橿原RCとの合同夜間例会のため
 場 所:橿原ロイヤルホテル2F
 ◎ビジター受付は9日30日(木)、12:00〜12:30まで橿原ロイヤルホテルにて行います。
 《例会休会》
 日 時:9月23日(木)
 ◎ビジター受付は、定款5−1−3により行いません。
・親睦委員会
 来月28日に奈良県下ゴルフ親睦大会が開催されますので、多数のご出席をお待ちしています。当日は当クラブの移動例会にもなっておりますので、その点もよろしくお願いします。なお、本日の例会終了後、 県下ゴルフ親睦大会の実行委員会を行いますので委員の方は忘れずご出席下さい。
・ロータリー財団
 ポリオ撲滅のための寄付は三年前に三年間で1万ドルを目標に開始されましたが、お蔭様で前年度と前々年度の二年間で殆どを集めることが出来ました。前年度は理事さんがタイガースの貯金箱を出して下さったことも功を奏したようで、本当にありがとうございました。そこで今年度は、若干少ない額をポリオ撲滅の方にクラブから出していただき、ロータリー財団と米山の奨学金、この二件への寄付に集中していきたいと思いますのでよろしくお願いします。ロータリー財団のお願いがいつも11月なのになぜ今頃なのかということですが、8月はベネファクターの友の会の申し込み月間になっております。そこで同じ集めるのであれば、ベネファクターとロータリー財団の両方を集めようということになり、時期を早めさせていただきました。ロータリー財団や米山奨学金の寄付の用途がよくわからない、という声をたくさんお聞きしますが、ロータリー財団の寄付は三年後に半額が地区に戻って来て、奉仕活動に使われることになっております。今年度もたくさん寄付していただきますと、地区で三年後に活動資金として戻ってくるということです。この不況時ですが、ロータリー財団、米山奨学金、ベネファクターへの寄付にご協力を何卒お願いいたします。

お客様の紹介

 奈良RC. 平井直之様  奈良RC. 稲田利也様

ニコニコ箱 本日計9,000円 累計427,000円

(植村将史君)
 NPO はぐるまねっと理事長 宇野様をお迎えして。
(植倉一正君)
 情報集会でのご意見ありがとうございました。畑中さん、お世話になりました。
(楠木重樹君)
 ニコニコ協力。

次週の例会 9月14日は「お月見例会」です

会報・IT委員会 潮田悦男、高辻良成、藤井正勝、向井 毅、西田考作、小池恭弘、谷口善之、矢野正美