第44回例会プログラム(06月12日)(通算1280回)
年度末家族親睦例会 於:奈良パークホテル |
第43回例会状況報告(06月07日)(通算1279回)
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出席報告 |
R.C.は出席から |
会員数 |
出席免除者数 |
出席者数 |
補填者数 |
出席率 |
1279回 |
71名 |
18名 |
41名 |
− |
77.36% |
1277回の修正 |
71名 |
18名 |
37名 |
15名 |
98.11% |
会長の時間
― 理事会報告 ―
1.年度末家族親睦例会
同例会は、本日、状差に入れさせて頂いた案内内容にて実施することとなりました。井上委員長をはじめとする親睦委員の皆様ご苦労様です。よろしくお願いします。
2.退会届の受理
1)先に、植原秀典会員及び、西田考作会員から、本年度末をもって退会したい旨の退会届が提出されておりましたが、諸般の状況からやむを得ないものとして、これを受理することに決しました。(定款第10条第8節)
2)本日、服部雅俊会員から本年度末をもって退会したい旨の退会届が提出されましたが、同退会についても諸般の状況からやむを得ないものとして、これを受理することに決しました。(同条同節)
3)谷口善之会員につきましては、諸般の状況から、定款第10条第4節により、会員身分が終結したものとして処理することに決しました。
― 自殺について ―
今日は自殺の話をいたします。警察庁のまとめによりますと、昨年1年間の全国の自殺者は3万2325人であったとのことであります。1日に100人近くが命を絶った計算になります。このうち全体の4割(1万3402人)以上を占める30〜50歳代男性の動機で最も多かったのは、借金苦や生活苦などであったとのことです。景気に明るさが見える一方、所得の二極化が進み、経済的に追い詰められる働き盛りの男性の姿が浮き彫りになりました。男女別では、男性が2万3272人で、女性が9053人であったとのことですが、皆さんこれをどのようにご覧になりますか。因みに、交通事故死は、約7000人であります。
ところで、自殺をするのは人間だけです。ほかの動物たちは自殺をいたしません。だから、「自殺は人間の特権だ」という人もいれば、「自殺こそが人間において最高の自由だ」と考える人もいます。ほかの動物と人間との根本的な違いを説明するのに、色々な区別の仕方が使われてきましたが、自殺をするか、しないかの区別をたてることは、根本的な基準といえないまでも、現象の上ではまことあざやかに象徴的であります。だから、「自殺」というよりも、「自由死」という言葉を使う方がぴったりとするという学者もいます。しかし、自殺は一つの自由であるにしても、これは人間にとって一度きりの自由でしかなく、いわば人生には多くの自由がありますが、そうした一切の自由を自分からおしまいにしてしまう自由であります。それが、「自由の最後」となってしまう点では例外はありません。
このように自殺は本人の自由であるとして、法律の立場からみて、自殺はどのように評価されているのでしょうか。自殺するのはその人の自由であるとしても、それは、違法な行為なのか、そうでないのか、学者は色々と議論をいたしております。何故このような議論をするかといいますと、自殺そのものを処罰する規定はありませんが、刑法202条は、自殺教唆罪、自殺幇助罪、また、人の力を借りて死に至る嘱託殺人罪、同意殺人罪を規定し、自殺を教唆、幇助した者、また嘱託、承諾を得て人を殺害した者は、6月以上7年以下の懲役又は禁錮に処すると規定していることによります。若し、自らの手で死に至ること、また、他人の手を借りて死に至ることが違法でないとしたら、何故、違法でない行為を教唆、幇助する行為、嘱託、承諾を得て死に至らせる行為が処罰されることになるのかを説明しなければならなくなるからです。我々は、自殺をしようとしている人をみると、自然とこれを思い留まらせようと必死に動きます。それは、自殺をするのは本人の自由でありますが、生命を維持するということに価値を置き、それを促進するという社会的合意があるからでしょう。このような基本的な態度から、自殺は法秩序からみて違法と評価されるべき行為であるとするのが通説的考え方であります。
なかなかむずかしい議論であります。更に議論を発展させると、安楽死、尊厳死の問題にも至ります。しかし、一人の自殺者の周りには、これを悲しむ多数の人達がいるのです。このことからしても、教唆したり幇助して、また、頼まれたから、承諾があるからといって人を死に至らしめることは許されるべきではないといえるのではないしょうか。
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卓 話
「日本の食料問題について」 松岡嘉平治会員
日本は戦後、食料事情が非常に逼迫していました。終戦前の昭和19年、15円から20円だった米価が、昭和20年、戦後になって一気に200円台になり、昭和23年には1500円になりました。急激に米の値段が上がったということは、米が非常に不足したということ、食料不足で国民が苦労したということです。働き手を戦争で取られ、国内では食料を生産する人手が足りなくなっていたのです。マッカーサーが日本を占領した時、日本国民にまず食料を与えなければ占領政策もうまく行かない、ということで「進駐軍救援米」と銘打ってオーストラリア米などを300万トンを緊急配給しました。それによって日本には餓死者が出ず、占領政策がうまく行ったという逸話も残っています。日本の国の政治家も、何としても国民に食べさせなければ国を復興できない、と食料政策に力を入れました。その時に出来たのが農業三法で、これが日本の農業の柱になりました。昭和33〜34年頃、池田内閣のちょっと前ですが、この時代になってやっと日本の食料も潤沢になってきました。
最近、日本の食糧自給の確立が言われています。先進国の食料自給率で40%を割っているのは日本だけです。最近の若い大学教授の中には、日本で米を作る必要はないのではないか、狭い国土で米を作る必要はない、有事の時には日本は気候に恵まれているので山を開墾して芋を作ればいい、めったに食糧危機は起こらないというようなことを平気で言っています。今の若い人は、戦後の食糧危機を乗り越えた日本人の魂を持っているでしょうか。戦後の貧しい内容の食事では、きっと今の時代の人は耐えられないだろうと思います。だからこそ、食糧自給がいかに大切かを農業基本法でも謳っているのです。また、食糧自給を高めておかなければならないもう一つの理由は、中国やインドなど非常に人口の多い周辺の国々も最近どんどん食料自給率が下がり、食料輸入国に転じている現実です。もし、食糧危機の時代が来たら、日本は大変な恐慌に陥るでしょう。あと10年先には食糧問題が必ず起きると言われています。よって、どんなことがあっても日本は食料自給率を50%以上にしなければならないというのが今年の農業基本法の柱になっています。
なぜ日本の食料自給率がここまで低下したのか。それは、戦後の食生活が大きく変わったからです。戦前の日本の食料自給率は120%以上ありました。ところが戦後、アメリカが自分の国で生産された小麦、パンを日本人に食べさせようということで日本人の食生活が大きく変わってしまいました。米のご飯を食べるのではなく、パン食の家庭が増えたということが日本の食糧自給率を落としてきたと言っても過言ではないかと思います。これにより、いろんな問題が起こっています。栄養が過剰になって逆にバランスが崩れ、糖尿病などの生活習慣病が増えてきました。食料自給が農業基本法に入れられたということは、農家に、というより日本の国民に食糧自給の問題、農家以外の方に食糧自給の問題を考えてもらいたいということではないか、と言われています。このような問題では国が音頭を取っているわけではなく、我々農業団体から問題を提起しています。
また日本の「食育」の問題ですが、近年は日本の子供の学力が非常に落ちてきました。これにも食事が影響をしていると言われます。パンや肉食中心の子供より、米を食べ野菜を食べる子供の方が体力面などで優れているとも言われています。米を食べるということは体にもいいようですが、最近は米の消費量が低下し、昔の3分の1です。昭和20年以前は、日本の米の消費量は1200万から1400万トンでした。当時の人口は1億未満です。しかし、今は1億3千万の人口で、米の消費量が400万トンです。生産量は技術の発達で非常に増えていますので、米余り現象が起きます。20代から40代までのマンション生活者にアンケートを取ったところ、炊飯器を持っていない人が35%という驚くべき結果がありました。一体これらの人はどのような生活をしているのだろうかと思います。
最後に、農薬の問題ですが、諸外国から輸入される生鮮食品は100万トンで、まだ増える傾向にあります。諸外国の農薬規制は日本ほどではありません。今から14〜15年前、全国の農業委員の会長76名と一緒に私が団長でアメリカのカリフォルニアに農業視察に行きました。その時、広大な土地で米栽培をしていましたが、なんとヘリコプターで除草剤を巻くんですね。そして大型の機械で耕していく。薬剤で乾燥させないと、普通の日光では藁の十分な乾燥が出来ないそうです。その米を輸出し、日本のビールの原料にもされています。諸外国では日本のような農薬規制は外国で行われていないところがほとんどで、皆さんも中国から輸入されたほうれん草が大問題になったことをご記憶かと思います。色々な面から最近、わが国では生鮮食品の産地名を明記するということになりましたが、これは非常にいいことだと思っています。日本では食品についてかなり厳しい規制が設けられていますが、外国の生鮮食品はそうでないということを頭に置いておいて下さい。そして改めて食糧自給の大切さ、また健康のためにも自分たちの食生活をもっと意識していただければと思います。 |
会長・幹事・委員会報告
幹事報告
各委員会の委員長は、年次報告を作成して提出して下さい。6月21日にクラブ協議会がありますので、出来ればそれまでにお願いします。次週、6月14日の例会は休会です。12日(日)は年度末の家族親睦例会です。奈良パークホテルで行いますのでよろしくお願いします。
例会臨時変更及び休会のお知らせ
五條ロータリークラブ
《例会場所変更》
日 時:6月29日(水)18:30〜
場 所:明月
◎ビジター受付は、6月29日(水)12:00〜12:30まで南都銀行五條支店で行います。
ニコニコ委員会
例会終了後、次年度のニコニコ委員会の打ち合わせを行います。
扇谷会員
先般、卓話いただいた奈良警察署の「青色パトロール」のご協力ということについて、有井様・冨川様・辻岡様・向井様・そして扇谷の5人の方々にご協力をいただくことになりました。感謝を申しあげます。 |
奈良大宮ロータリークラブ山歩き同好会ご案内
第78回山歩き会参加者募集
比良武奈ヶ岳1214m
北海道利尻岳登山まで半月です。最後の調整です。参加者は全員参加して下さい。
日 時 平成17年6月26日(日) 午前6時30分 近鉄新大宮駅集合
コース 比良登山口―金糞峠―八雲ヶ岳―武奈ヶ岳―金糞峠―登山口
個人装備 水筒・嗜好品・杖・サングラス・弁当・着替え・手袋・ヘッドランプ・防寒具・非常食
第79回山歩き会参加者募集
柳生街道
北海道利尻岳登山まで一週間です。最後の調整です。参加者は全員参加して下さい。
登山終了後、打ち合わせを行いたく思います。
日 時 平成17年7月3日(日) 午前7時30分 近鉄奈良駅集合
コース 柳生街道―春日奥山原始林
個人装備 水筒・嗜好品・杖・サングラス・弁当
参加者は中井克彦まで連絡下さい。
電 話 0742−53−8400
FAX 0742−47−5100
今後の予定 北海道利尻岳全員登頂成功計画(案)
平成17年
7月17日 利尻岳
9月3日 大峯山 (車)
10月2日 高野山 (電車)
11月3日 比叡山 (電車)
作成者 小池恭弘 電話・FAX 0742−24−5814
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ニコニコ箱 本日計13,000円 累計2,596,000円
(高木伸夫君)
お陰様で本日、最終理事会を終えることができました。松岡様、卓話ありがとうございます。
(土谷宗一君)
連続欠席しました。すみません。
(中井克彦君)
今日ちょっとだけ良いことがありました。また冨川幹事様には次年度会員増強のために今日は奔走していただきありがとうございました。
(小橋宗文君)
ちょっと良いことがありました。 |
本日のお客様 |
ロータリー豆知識 -2004年規定審議会で採択された主な決議案-
26.テレビによって規定審議会を開催する可能性を検討する。 |
次週の例会 6月21日 クラブ協議会
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会報・IT委員会 潮田悦男、高辻良成、藤井正勝、向井
毅、西田考作、小池恭弘、谷口善之、矢野正美
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