Nara Omiya RotaryClub

Club Weekly Bulletin 2004-2005 District 2650

No.1263(Vol.26) 2005/01/25 http://naraomiya-rc.jp

ロータリーを

祝おう

奈良大宮RC

クラブテーマ

CELEBRATE

ROTARY

大きな誇り

大きな奉仕

創立:昭和54年1月23日 例会:毎週火曜日 17:30

事務所:奈良市大宮町6丁目2−1 南都銀行大宮支店内 電話0742−33−8583

例会場:奈良市高畑町1096番地 奈良ホテル本館 電話0742−26−3300(代)

会長:高木伸夫 副会長:福本良平 幹事:冨川 悟

四つのテスト

1.真実かどうか 2.みんなに公平か 3.好意と友情を深めるか 4.みんなのためになるかどうか

第27回例会プログラム(01月25日)(通算1263回)

 

 1.開会の点鐘 17時30分
 2.ソング 「それでこそロータリー」
 3.お客様の紹介
 4.会務報告 出席報告・ニコニコ報告・会長報告・幹事報告・委員会報告
 5.
卓話 「輝くために生まれてきたのだから」NPO法人 夢街道・国際交流子ども館 代表 比嘉昇氏
 6.閉会の点鐘 18時30分

第26回例会状況報告(01月18日)(通算1262回)

出席報告

R.C.は出席から

会員数

出席免除者数

出席者数

補填者数

出席率

1262回

69

17名

44名

86.27%

1260回の修正

69名

17名

49名

12

94.23%

会長の時間

‐発明報酬‐

 最近「発明報酬」に関する特許訴訟が皆さんの耳目を集めております。そこで、今回は、この発明報酬についての概要をお話しさせて頂くことにします。
 特許訴訟といわれるものは、種々のものがございますが、今回お話する発明報酬に関わる特許訴訟といいますのは、特許法35条を根拠とするものであります。同条は、従業者(社員)が使用者(会社)の業務の範囲に属し、かつ、従業者の職務に関する発明―これを「職務発明」といいます―についての特許が使用者に帰属する場合は、従業者は使用者に対し「相当の対価」の支払を求めることができる。そして、この「相当の対価」の額は、その発明により、使用者が受けるべき利益の額及びその発明がなされるについて使用者が貢献した程度を考慮して定めなければならないとされております。
 そこで、このような特許訴訟におきましては、それが「職務発明」なのか、「職務発明」だとしたら「相当の対価」の額はいくらが妥当かということが審理の対象になります。日立製作所事件、象印マホービン事件、オリンパス事件、味の素事件など数多くの訴訟が提起されましたが、その中でも特に著名で、皆さんもよくご存知の日亜化学工業事件について最近和解が成立いたしました。「相当の対価」を考える上で興味がありますのでこの事件について概観してみましょう。この事件は、青色発光ダイオード(LED)、青色レーザーの開発者として知られる中村修二米カリフォルニア大学サンタバーバラ校教授が開発時に勤務していた日亜化学工業を相手取って起こした特許訴訟であります。
 審理は2001年8月23日、東京地方裁判所で始まりましたが、当初、中村教授は請求額を20億円としておりましたが、後に、これを200億円に増額いたしました。これは審理の過程で同金額位までは認容されるであろうという予測ができる状況がでてきたのだと思います。そして、2004年1月30日に、注目の判決が言渡されたのですが、それは驚くべきものでありました。判決は、本来「相当の対価」は604億円であるけれども、請求額が200億円であるので200億円全額を認容するというものでありました。裁判所は、本件特許が生み出す利益を将来を含めて1208億円とし、中村教授の貢献度を50%と認めたのです。一口に604億円といわれましても我々庶民感覚からいたしますと理解を超えた金額であります。日亜化学工業始め、経営者側からは、悲鳴とも聞こえる批判のこえがあがりました。それを要約いたしますと「本当に一人の研究者が何十億という会社を潰すほどの高額の報酬を得ていいものだろうか、中村さんの場合も、会社から実験施設から研究費、さらには給与を提供されながら発明にこぎ着けた訳で、その間のリスクは会社が負っている。中村さんはたまたま成功したからいいが、失敗した時に中村さん自身がリスクを負うというのか。崩れつつあるとはいえ、終身雇用を前提にする以上中村さんの主張をその侭受け入れるのは難しい」ということになりましょうか。確かに中村教授も退職してからの訴提起であります。特許法の規定がどうあれ、終身雇用を前提にすれば、現実問題として、社員が在職中に会社を相手取って訴訟を起こすことは不可能に近いと思います。中村教授に限らず、同種事件は殆んどが退職者が訴えたケースであることを考えなければなりません。
 ともあれ、日亜化学工業は当然の如く東京高等裁判所に控訴いたしました。そして、2005年1月11日、同社が中村教授に8億4000万円を支払うことで和解が成立いたしました。内訳は、対価を6億857万円、遅延損害金を2億3534万円と考えてのものでありました。200億円から8億円強までの減額、控訴審での和解手続において何があったのでしょうか。高等裁判所では、本件特許を他社に供与した場合のライセンス料のみを利益と仮定し、「対価は企業が競争に打ち勝ち、発展していくことが可能なものであるべきだ」という見解を出し、貢献度も含めて中村教授の取り分を一審より大きく引き下げる示唆がなされたと思われます。しかし庶民感覚からいたしますとこれ位が納得できる金額ではないでしょうか。今後は社員の貢献度は味の素事件で示された5%がひとつの目安とされるという見方も出てきております。
 最後にこのような特許訴訟の多発と金額の高額化を踏まえて、特許法35条の一部が改正され、本年4月1日から施行されます。それは、企業内に「相当の対価」についての労使の話合による報酬基準を定めることが促されると共に、「相当な対価」算出のため考慮されなければならない事情が具体的に規定されております。これを受けて各企業では、基準作りが盛んに行われるようになるでしょう。企業の競争力を保ちつつ、技術者にきちんと報いるシステムが求められます。しかし、すぐれた技術者の中から1億円プレーヤーがでる時代になったことは間違いないようであります。1月18日のよみうり時事川柳にこんなのがありました。「青色ダイオード欲を出してはいけません」。

会長・幹事・委員会報告

幹事報告
 先週、次週25日に新入会員の入会式を行う予定でお伝えしましたが、新入会員皆様それぞれの予定があり、人数がそろいませんので、2月15日の例会に変更したいと思います。

 

例会臨時変更及び休会のお知らせ
京都山城ロータリークラブ
《例会休会》
日時:2月16日(水)(定款第5条第1節(C)による)
◎ビジター受付は行いません。
《例会変更》
日時:2月26日(土)11:00〜13:30
場所:けいはんなプラザホテル3F ナイル
◎ビジター受付は、3月2日(水)12:00〜12:30まで、けいはんなプラザホテルで行います。
王寺ロータリークラブ
《例会場所変更》
日時:2月8日(火)11:00〜13:30
場所:西大和レストラン「キャパトル」
◎ビジター受付は、2月8日(火)12:00〜12:30まで、NTT王寺営業所1Fでで行います。
《例会休会》
日  時:3月22日(火)(定款第5条第1節(C)による)
◎ビジター受付は行いません。


プログラム委員
 上期は何とか無難に終えることができました。下期につきましては、本日プログラム委員会全員で検討していきたいと思います。委員の方は例会後お集まり下さい。

模擬裁判実行委員長
 例会終了後、模擬裁判実行委員会を開催いたします。開催まで2ヶ月を切りましたので、そろそろ一生懸命やらないと間に合いません。委員の皆さん是非ともお集まり下さい。土谷さん、佐川さん、植倉さん、植村さん、向井さん、潮田さん、高辻さん、福本副会長、幹事、会長です。よろしくお願いします。

会計
 先週、状差しに会費納入のお願いを入れさせていただきましたところ、レートが、本来は102円のところ112円になっております。これは人頭分担金に対するドルですが、21.5ドル、102円で2193円になっております。お詫び申し上げますとともに、ご理解をお願いします。

親睦活動委員会
 幹事も報告がありましたように、新入会員の入会式が変更になりましたので、残念ながら新入会員の方はお見えになりませんが、先般ご案内しました第5回ミニ親睦会は予定通り、25日(火)19:00から「ナイトインぐれいす」で行います。

クラブ協議会

職業分類委員会
 会員増強の方5名のうち1名につきましては職業分類の中にございませんので、理事会の方へ職業分類の方を返答いたしました。内容は不動産鑑定士でございます。
会員選考委員会
 さきほど職業分類委員会の深澤さんからお話がありましたが、5名の選考委員会の信任がございまして、有井委員長はじめとして厳正に選考させていただきました結果、委員全員が賛同しいたしました。会員増強委員会といたしましては、25周年が無事に終わり、30周年、40周年を目指す中で、若い力を取り入れたいと思いまして昭和30年、40年代生まれの方々にお声をおかけしたわけですが、本年度中に5名ということになり嬉しく思っております 。
プログラム委員会
 みなさんのご協力で、まずは上期のプログラムを無事に終えられたと思います。下期については、本日の例会後に委員の皆さんに集まっていただいて検討いたします。
親睦活動委員会
 2月11日には囲碁大会が信貴山の十三屋で行われます。また2月19日には桜井でボーリング大会が行われます。参加者は今現在、囲碁が1名、ボーリングは4名です。4月の初めには花見例会を予定しています。場所は未定です。また当クラブのゴルフ大会を予定しています。6月中旬から末頃には年度末家族例会を予定しています。
出席委員会
 国際ロータリー100周年ということで京都国際会議場で4月10日に催しがあります。こちらへのご出席をお願いしていきたいと思います。ホームクラブ出席率向上と、例会欠席のないよう、また出席率が週によって100%を切っているという状況ですので、メーキャップについてもよろしくお願いします。
IT・会報委員会
 本格的に会報をペーパーレスにさせていただきました。パソコン教室も1回実施いておりますが、後期につきましても、2月9日の水曜日に第二回目、4月、5月にも予定しておりますので、皆様振るってご参加いただけますようお願いいたします。
ニコニコ委員会
 最初は少し出足がもう一つだったということで、ニコニコ委員会のみなさんにお集まりいただきましてもう一度作戦を練り直し再スタートして、今現在、目標額の57%までいっています。2月から残り4ヶ月間で、残り43%達成できますよう、お願いします。
雑誌・広報委員会
 下期については模擬裁判実行委員会で企画していただいております「模擬裁判」が、大きな一番興味のある行事となりますので、勤めて広報活動を行いと思っております。ロータリーの友を読ませていただいていますが、皆様方 におかれましても、どしどしと投函していただいて、自分のクラブがロータリー雑誌に載ると会員の中でも関心を持っていただけるのではないかと思っております。
情報委員会
 来月あたりに手続要覧が改正発行されるということです。それをふまえまして、新入会員のインフォメーションを行いたいと思います。
職業奉仕委員会
 後半は職場見学を企画しております。振るってご参加ください。
社会奉仕委員会
 健康診断の件につきまして、2月初めにPET検査、3月中旬に人間ドックを受診していただけるように計画しております。次に、模擬裁判につきまして、社会奉仕委員会といたしましても、社会の安全にかかわる活動を委員会活動の方針に入れておりますので、後期の最も重要な活動の一つとして協力していきたいと思います。また恒例の交通安全運動、献血運動についても進めていきたいと思っています。
国際奉仕委員会
 財団ならびに米山の寄附をしていただき、誠に有難うございました。後期の活動につきましては、京都で行われるロータリー100周年の大会参加を企画していきます。
新世代委員会
 後半はライラへの参加が大きな行事になっています。日程は5月13日から15日までの2泊3日、新田辺のウエルサンピアで開催されます。現時点では1名以上の参加ということで、詳細が決まり次第、皆様にご案内いたします。後半のメインイベントである模擬裁判につきましても、新世代としてどういうふうに取り組んでいくかを思案しています。
SAA委員会
 当たり前のことですが、出席第一、予算のほうが逼迫してきましたので、軽食をもっと増やしたいなと思っておりますので、申し訳ないのですがご協力お願いいたします。

ニコニコ箱 本日計17,000円 累計1,735,000円


(東京恵比寿R.C 野村道子君)
 皆様明けましておめでとうございます。全国を巡回しますワイルドスミス絵本の世界展、ぜひご覧になって下さいませ。すでに120万人の来訪者の記録を作っています。私の仕事が見直されるでしょうか?
(北河原公敬君)
 暖冬の長期予報だったにもかかわらず、最近は寒い日が続いております。風邪をひかないよう気をつけましょう。東京恵比寿クラブの野村様、ようこそいらっしゃいました。心より歓迎申しあげます。


(向井 毅君)
 春から、縁起のいい幸先のいいスタートを切ることが出来ました。今年は豊かな実り多い年になりそうな予感がします。
(矢野正美君)
 1月生まれの娘の誕生日を迎え、ニコニコです。
(畑中利久君)
 ニコニコ箱、只今(先週まで)1,718,000円です。会員の皆様本当に有難うございます。引き続き目標まであと43%ご協力お願い申しあげます。

本日のお客様 東京恵比寿R.C 野村道子君

ロータリー豆知識 -2004年規定審議会で採択された主な決議案-

10.2005年までに一人100$を達成するために

「毎年、すべてのロータリアンが」のスローガンを正式に支持する。

次週の例会は2月01日

クラブ討論会 テーマ:「国際友好クラブアンケートの結果報告とシカゴ国際大会のご案内」土谷国際奉仕委員長

会報・IT委員会 潮田悦男、高辻良成、藤井正勝、向井 毅、西田考作、小池恭弘、谷口善之、矢野正美